SHF31

AQUOS K SHF31（アクオス ケー エスエイチエフサンイチ）

AQUOS K SHF31は、シャープが開発した日本国内向けのフィーチャーフォンで、KDDIと沖縄セルラー電話のauブランドにて提供されています。このモデルは、3Gおよび4G LTE通信に対応しており、主に手頃な機能を求めるユーザーに向けて設計されています。2011年春モデルのSH011以来、4年ぶりのフィーチャーフォンの新たな投入となるこのデバイスは、Androidプラットフォームを採用しています。

概要

AQUOS K SHF31は、フィーチャーフォンとしての特性を強く持ちながらも、スマートフォンの機能を一部取り入れています。ただし、多くの独自機能が実装されているため、完全なスマートフォンとは見なされません。このため、従来のKCP系OSを使用したフィーチャーフォンと区別するために、ガラホという呼称が使われています。

このデバイスは、通常のスマートフォンと同様のWebブラウザを利用可能ですが、EZWebのブラウザはサポートされていません。アプリのインストールについては、従来のEZアプリやGoogle Playに対応しておらず、専用のauスマートパスを通じて利用することが求められます。このため、特にパズル＆ドラゴンズなど人気のあるゲームアプリは非対応となります。

タッチパネルは搭載されていないものの、テンキー部には「タッチクルーザーEX」が装備されており、ノートPCのタッチパッドのように動かすことが可能です。ただし、このモデルはWiMAX 2+やVoLTE、フルセグ、NFCなどの最新技術には非対応であり、防塵性能も取り入れられていません。

沿革

AQUOS K SHF31は、2015年1月19日にKDDIとシャープから公式発表され、2015年2月20日に全国で一斉に販売が開始されました。これは、フィーチャーフォン市場において新たな選択肢を提供するものでした。

搭載アプリ

デバイスには以下のアプリが事前に搭載されています：

• - au ID 設定
• - auナビウォーク
• - au Wi-Fi接続ツール
• - GLOBAL PASSPORT
• - au災害対策
• - 安心アクセス for 4G LTE ケータイ
• - auバックアップアプリ
• - OfficeSuite

特筆すべき点は、PC向けのWebブラウザが標準装備されていることで、携帯向けサイト（EZWeb）にアクセスすることはできません。

主な機能

AQUOS K SHF31は、基本的な通話機能に加え、通信機能も充実しており、使いやすい設計になっています。シンプルなインターフェースを提供しながらも、必要な機能はしっかりと搭載されており、フィーチャーフォンとしての役割を果たします。

関連項目

AQUOS K SHF31は、後継のAQUOS K SHF32や兄弟機種であるAQUOS SERIE mini SHV31などとともに、スマートフォンとフィーチャーフォンの架け橋的な存在とされています。これらのモデルは異なる特性を持ちながら、いずれも日常生活を支えるコンパクトなデバイスとして活躍しています。

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