SO502iWM

DoCoMo by Sony SO502iWMは、ソニー（現ソニーモバイルコミュニケーションズ）が製造し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話（mova）端末です。この端末は、au向けに供給されたC404Sに続く、ソニーにとって2作目の音楽再生機能付き携帯電話であり、ドコモ向けとしては初のモデルとなりました。

概要

SO502iWMは、C404Sと共通の機能として、マジックゲートメモリースティックスロットを搭載しています。これにより、当時のMSウォークマンと同様に、メモリースティックオーディオに準拠した音楽再生が可能です。OpenMG JukeBoxでリッピングしたATRAC3形式の楽曲（132/105/66kbps）を再生することができました。

付属品として、64MBのマジックゲートメモリースティックと、ウォークマンのような音楽再生用リモコンが同梱されていました。このリモコンには液晶画面とハンズフリーマイクが内蔵されており、音楽再生中に着信があった場合でも、そのままイヤホンマイクとして通話することができました。

さらに、ステレオミニジャックと兼用の光オーディオミニジャックが装備されており、付属ソフトウェアに対応したWindows PCがなくても、CDやMDなどのポータブルオーディオプレーヤーやミニコンポを、ステレオミニケーブルや光オーディオケーブルで接続することで、本体に挿入したメモリースティックに録音することができました。ただし、SCMS（シリアルコピーマネジメントシステム）により、光オーディオ入力で録音した場合は、他の機器へのコピーは制限されていました。対応するメモリースティックの最大容量は128MBまででした。

画面は、当時としては画期的な120×160ドットのカラー液晶が採用され、着信メロディは3和音に対応していました。多機能であるため、同時期に発売された機種の中では重量があり、ボディも大柄でした。

機種名の「WM」は、「Walkman」ではなく「With Music」の略です。2004年12月には、ドコモから同じコンセプトで小型化された三菱電機製の「D253iWM」が発売されました。

歴史

2000年9月20日：テレコムエンジニアリングセンターによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号WAA0085）。
2000年9月25日：電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号A00-0957JP、J00-0256）。
2000年11月27日：ドコモから発表。
2000年12月1日：発売。
2012年3月31日：movaサービス終了に伴い、利用終了。

関連項目

SO502i
SO503i
C404S
Picwalk - SH712m（シャープ製、2001年4月発売）：本機と同じくATRAC3コーデックとメモリースティックスロットを搭載。
Music PORTER
ウォークマン

外部リンク

ドコモ、音楽再生機能付きiモード端末「SO502iWM」発売 - ケータイWatch 2000年11月27日
* ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ SO502iWM - ケータイWatch 2000年12月14日

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