SO706i

FOMA SO706iは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現在のソニーモバイルコミュニケーションズ）によって開発され、NTTドコモから発売された第三世代携帯電話（FOMA）端末です。

概要

SO706iは、前モデルであるSO705iの後継機として登場しました。SO705iと同様に、Style-Upパネルによる着せ替えが可能で、ユーザーは自分の好みに合わせて外観をカスタマイズすることができました。また、SO705iにはなかったワンセグ機能やGSMローミング機能が追加され、機能性が向上しています。さらに、薄型軽量化も実現しており、質量は98gと、2008年7月時点ではワンセグ搭載機として最軽量でした。ただし、多くの706iシリーズ端末と同様に、インカメラは搭載されていません。

OSには、SO705iと同じくLinux OSが採用されており、ユーザーインターフェース（UI）の構成はNEC製端末に似たものとなっていました。また、SO906iと同様に、サブディスプレイは搭載されていません。

SO706iは、ソニー・エリクソンがドコモ向けに開発したフィーチャーフォンとしては最後の機種となりました。その後、ソニー・エリクソンはドコモへの端末供給を一時休止しましたが、2010年春にはiモード非対応のスマートフォン「Xperia」（SO-01B）でドコモ市場に再参入しました。

プリインストールiアプリ

SO706iには、以下のiアプリがプリインストールされていました。

デコ絵つくーる
はじめてのおつかい for SO
モバイルGoogle マップ
地図アプリ
楽オク出品アプリ2
Gガイド番組表リモコン
DCMXクレジットアプリ
ケータイクレジットiD
iアプリバンキング
FOMA通信環境確認アプリ

歴史

2008年4月16日：電気通信端末機器審査協会（JATE）を通過。
2008年5月27日：F906i、F706i、N906i、N906iμ、N906iL、N706i、N706ie、P906i、P706ie、P706iμ、SH906i、SH906iTV、SH706i、SH706ie、SH706iw、SO906i、SO706i、L706ie、NM706iの開発が発表されました。
2008年7月4日：販売開始。
2014年7月31日：修理受付を終了。

不具合と改善

2009年1月20日には、以下の不具合がソフトウェアの更新によって修正されました。

2in1の「Bモード」設定中に、リダイヤルを「選択削除」で全て削除すると、「Aモード」のリダイヤルも全て削除されてしまう不具合。

2009年5月21日には、以下の改善がソフトウェアの更新によって行われました。

海外の一部地域で、地域特性により通話や通信ができない場合があった問題を改善し、サービスが利用できるように品質が向上。

関連項目

SO705i

外部リンク

FOMA SO706i サポート情報 | お客様サポート | NTTドコモ
* SO706i - ウェイバックマシン（2008年5月29日アーカイブ分） - ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ

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