Sakura (ドラマー)

Sakura（サクラ）

日本の音楽シーンで多岐にわたる活動を展開するドラマー、ギタリスト、音楽プロデューサー、Sakuraこと櫻澤泰徳（さくらざわ やすのり）。1969年11月20日、東京都練馬区に生まれました。彼のキャリアは、L'Arc〜en〜Cielでのドラマーとしての活躍で広く知られていますが、ZIGZO、Rayflower、THE MADCAP LAUGHS、gibkiy gibkiy gibkiyといったバンドでもドラマーを務め、さらにLion Headsではギタリストとしても活動しています。また、L'Arc〜en〜Ciel在籍時から本名で活動することもあり、その音楽活動は多岐にわたります。

来歴

Sakuraは、1992年にL'Arc〜en〜Cielに加入し、その卓越したドラムプレイでバンドの音楽性を支えました。しかし、1997年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、バンドを脱退。この出来事は、L'Arc〜en〜Cielの活動休止にもつながり、音楽業界に大きな衝撃を与えました。その後、1999年にZIGZOを結成し、音楽活動を再開。2011年にはZIGZOの再結成を発表し、本格的な活動を再開しました。並行して、2002年にはL'Arc〜en〜Cielのギタリストであるkenと共にSONS OF ALL PUSSYSを結成、2002年頃からLion Headsのギタリストとしても活動。2009年にはRayflowerを結成するなど、精力的に音楽活動を展開。

2012年にはTHE MADCAP LAUGHSを結成し、2016年にはgibkiy gibkiy gibkiyにも参加。これらのバンド活動以外にも、2013年にはジャズ・ファンクグループ、梵鉾!/Bom'Bocoのライブに参加するなど、その音楽性は多岐にわたります。また、2015年からは自身が主催するイベント「Busker Noir」を開催し、ドラマーにスポットライトを当てる活動も行っています。

バンド遍歴

Sakuraは、これまでに以下のバンドで活動してきました。

the HAREM Q
DIE-KÜSSE
L'Arc〜en〜Ciel (1992年 - 1997年)
D'ARK〜EN〜CIEL (1996年)
ZIGZO (1999年 - 2002年, 2012年 - 現在)
SONS OF ALL PUSSYS (2002年 - 2006年)
Lion Heads (2006年 - 2007年)
CIRCUIT9 (2008年 - 2013年)
Rayflower (2009年 - 現在)
BY-SEX (2011年)
THE MADCAP LAUGHS (2012年 - 現在)
gibkiy gibkiy gibkiy (2016年 - 現在)

ライブサポート・レコーディング参加

Sakuraは、多くのアーティストのライブサポートやレコーディングにも参加しています。L'Arc〜en〜Ciel、ZIGZO、SONS OF ALL PUSSYS、Lion Heads、Rayflower、THE MADCAP LAUGHS、梵鉾!/Bom'Boco、gibkiy gibkiy gibkiyとしての活動の他、以下のようなアーティストの作品に参加しています。

the HAREM Q (1991年)
DIE-KÜSSE (1993年)
FAME (1998年)
MUCC (2002年-2006年、プロデューサー)
Halfway Music (2004年-2005年)
TAMAMIZU (ex. CASCADE) (時期不明)
シド (2004年-2008年、プロデューサー)
day after tomorrow (2005年)
YUKIYA (ex. D≒SIRE、JILS) (2005年)
TETSU69 (2005年)
HAKUEI (ex. PENICILLIN) (2005年)
スペースフィルターズ (2007年)
倖田來未 (2007年)
柴咲コウ (2007年)
ARMERIA (2007年、プロデューサー)
karasu (2008年～)
176BIZ (2008年、プロデューサー)
MELLO (2008年)
Creature Creature (2009年-2012年)
CIRCUIT9 (2009年-2012年、サウンドプロデューサー)
GACKT (2009年)
Moi dix Mois (2018年)
MASAKI (2022年)
DEAD END(2022年)
[MUCC]

人物

Sakuraは、ドラムを始めたきっかけを「一番簡単そうに見えたから」と語っていますが、実際にはドラムの奥深さに魅了されています。レコーディングでは、音の細部にまでこだわり、常に最高の音を追求しています。黒を愛し、そのスタイルはインテリアや衣装、ドラムスティックにも反映されています。また、人前で歌うことは苦手としていますが、コーラスやラップに挑戦したこともあります。プロレス好きとしても知られており、その情熱は自身の音楽にも影響を与えています。

L'Arc〜en〜Ciel時代には、花をモチーフにしたペイントを施していましたが、刺青は「痛いし、あとで黒じゃなくなるのが嫌」という理由で避けていたそうです。また、演奏中に喫煙することもあり、その姿はミュージックビデオでも確認できます。L'Arc〜en〜Ciel脱退後もメンバーとの交流は続いており、度々ライブで共演しています。

機材

Sakuraは、Pearlのカスタムモデルのドラムセットを愛用しており、そのチューニングやセッティングには独自のこだわりがあります。ZIGZO再結成時にはアクリル製のドラムセットを使用するなど、機材への情熱も伺えます。シンバルスタンドはフラットベースタイプを使用し、キャノンタムはビル・ブルーフォードからの影響を受けています。また、自身のデザインしたシグネチャースティックやスネアドラムも製作しており、そのドラムへの愛情は非常に深いものです。

関連人物

L'Arc〜en〜Ciel
hyde
ken
tetsuya
yukihiro
ZIGZO
SONS OF ALL PUSSYS
Lion Heads
Rayflower
Creature Creature
富樫春生
MUCC
シド

Sakuraは、その卓越したドラムテクニックと音楽への深い愛情で、日本の音楽シーンに多大な影響を与え続けています。

もう一度検索