SoftBank 911T

SoftBank 911T / 920T

SoftBank 911Tは、東芝が開発しソフトバンクモバイルから2007年3月17日に発売されたW-CDMA方式の携帯電話端末です。東芝製端末として初のスライド式を採用し、3.0インチワイドVGA液晶、324万画素カメラ、FeliCa（モバイルSuica対応）など、当時の携帯電話としてはハイスペックな機能を搭載していました。デザインはスクエアで角ばった印象で、同時期に発売されたauのW52Tとは対照的でした。また、2007年12月15日にはマイナーチェンジモデルのSoftBank 920Tも発売されました。

主な機能・サービス

ミュージックプレイヤー（Bluetoothによるワイヤレス視聴、BeatJam付属）
Bluetooth（SCMS-T対応A2DPサポート）
画面デコレーション機能
フォトdeショー
デルモジ表示
マイ絵文字
フィーリングメール
赤外線機能（IrDA対応、IrSimple非対応）
QRコード読み取り・作成
バイリンガル機能
3D待受キャラクター「くーまん」
今すぐ読メール
顔認証機能
日本国内専用

911Tの特徴

911Tは、3.0インチワイドVGA液晶により、メールや電話帳の見やすさを向上させています。しかし、メニュー画面などのGUIはQVGAで作成されており、フォントのギザギザ感が目立つなど、ディスプレイの性能を十分に活かせていない部分もありました。また、ワンセグ視聴時には補間処理が施されるため、ディスプレイの精細さを最大限に活かすことができませんでした。期間限定で、OAKLEYのBluetooth搭載アイウエア「O ROKR」がセットになったパッケージも販売されていました。

920Tの特徴

920Tは、911Tのマイナーチェンジモデルとして、ワンセグ録画機能が追加され、ボタン配置も変更されました。ボタン配置はシャープ製端末に近いものに変更されています。また、ワンセグ機能には東芝の液晶TVブランド「REGZA」の技術が初めて搭載され、起動時に「REGZA」のロゴが表示されるのが特徴です。外見上の変化は少ないものの、機能面で進化が見られました。

911Tの不具合

911Tには、以下のソフトウェア不具合が報告されていました。

モバイルSuicaアプリから会員規約を参照するとエラーが表示される不具合（2007年3月にソフトウェア更新で修正）
ドキュメントビューアが初回起動から60日後に起動できなくなる不具合（2007年7月にソフトウェア更新で修正）

これらの不具合は、2007年7月以降の出荷分では修正済みのため、ソフトウェア更新は不要です。

その他

2014年3月8日以降、モバイルSuicaは非対応となりました。

ワンセグの連続視聴時間は約3時間25分、内蔵メモリ（1GB）への録画時間は最大約5時間20分です。予約録画や外部メモリーへの録画には対応していません。

関連情報

ソフトバンクモバイルの端末一覧
Play-T
音楽携帯
W52T
W54T
倖田來未（CMキャラクター）
くーまん

外部リンク

SoftBank 911T | Softbank
株式会社 東芝 Softbank 911T
写真で解説する「911T」- ITmedia +D モバイル
SoftBank 920T | Softbank
株式会社 東芝 Softbank 920T
* 写真で解説する「920T」- ITmedia +D モバイル

もう一度検索