ウッドワン

株式会社ウッドワンの概要

株式会社ウッドワン（英: WOOD ONE Co., Ltd）は、広島県廿日市市を拠点とする木質建材メーカーで、東京証券取引所スタンダードに上場しています。会社の所在地は廿日市市木材港南で、本社工場がここに位置し、愛知県には豊橋市と蒲郡市にそれぞれの工場があります。また、その他にも物流センターを廿日市市、豊橋市、坂東市に設置しており、国内外に多様な工場を展開している企業です。

ウッドワンは、ニュージーランド、フィリピン、そして中国（上海）に工場を持ち、そのグローバルな生産網を武器に、パナソニックやLIXILなどの大手建材メーカーと競い合っています。特に原木供給契約においては、ほとんどの原木が自社の森林から供給可能である点が強みとなっており、環境に配慮した持続可能な経営も注目されています。

会社の歴史

ウッドワンの歴史は、1935年に広島県佐伯郡吉和村で木材業を開始したことに始まります。1952年には有限会社中本林業として法人化され、1960年には株式会社へと転換しました。その後、1969年に社名を株式会社住建産業に変更し、1974年にはグループ5社が合併して新たな株式会社住建産業としてスタート。\

1978年に大阪証券取引所2部および広島証券取引所に上場し、1979年には東京証券取引所へも上場を果たしました。1987年にはこれらの取引所での指定替えを経て、1995年には住建美術館を設立。その後、2002年に社名を株式会社ウッドワンに変更し、以降も成長を続けています。

主な商品群

ウッドワンは、以下のような多岐にわたる商品を展開しています。

• - 建具

- ピノアース
- ソフトアート
- グランステージ

• - 床材

- 無垢フローリング・ピノアース
- コンビットソリッド
- コンビットワンダー
- コンビットグラードプラス

• - キッチン

- su:iji（スイージー）

• - 洗面化粧台

- 無垢の木の洗面台

スポンサーシップと社会貢献

ウッドワンはこれまでにさまざまなスポンサー活動を行っています。サンフレッチェ広島に対するスポンサードはその一例で、特に1994年のJリーグ1stステージ優勝時には、同スポンサーが大きな話題を集めました。ウッドワンは、2003年までサンフレッチェの背中スポンサーとして活動し、その後も全日本GT選手権やSUPER GTなどでメインスポンサーを務めました。

また、ウッドワンは地方ラジオやテレビ番組に対する提供スポンサーとしても参加しています。特に「渡辺篤史の建もの探訪」や「大改造!!劇的ビフォーアフター」といった人気番組に名を連ね、ブランド認知度を高めています。

まとめ

株式会社ウッドワンは、環境に配慮した高品質な木質建材を提供し続ける企業として、日本国内外でその存在感を示しています。国際展開や根強い原木供給力に支えられた競争力で、これからの成長が期待されます。

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