一橋学園駅

一橋学園駅について

一橋学園駅（ひとつばしがくえんえき）は、東京都小平市学園西町二丁目に位置する、西武鉄道多摩湖線の駅です。駅番号はST02。

歴史

当駅は、かつて存在した小平学園駅と一橋大学駅が統合される形で誕生しました。両駅は、それぞれ現在の駅の北と南に位置し、約300メートルしか離れていませんでした。

1964年（昭和39年）に西武鉄道は、多摩湖線の輸送力増強のため、両駅を統合し、3両編成の列車を導入、運行間隔を短縮する計画を発表しました。1955年（昭和30年）には小平学園駅の廃止が検討されたものの、地元の反対運動により実現しませんでした。小平市議会は、輸送力増強の根本的な解決策として複線化を求めましたが、西武鉄道はこれを困難と判断。両駅の統合が最終的な解決策となりました。

1966年（昭和41年）7月1日、両駅が統合され、現在の一橋学園駅が開業。駅の南北に改札口が設けられました。「一橋学園」という駅名は、両駅名を組み合わせた造語であり、特定の学校法人を指すものではありません。小平学園は、箱根土地株式会社（現・プリンスホテル）が開発した学園都市の名称であり、実在する学校機関ではありません。

各駅の開業と統合

1928年（昭和3年）4月6日：小平学園駅が開業。
1933年（昭和8年）9月11日：商大予科前駅が開業（東京商科大学予科に由来）。
1949年（昭和24年）5月：商大予科前駅が一橋大学駅に改称。
1966年（昭和41年）7月1日：一橋大学駅と小平学園駅が統合され、一橋学園駅が開業。

書類上は、小平学園駅の廃止、一橋大学駅の移転・改称という扱いになりました。

駅構造

一橋学園駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。北口と南口の2つの出口があり、構内踏切でホームと繋がっています。駅員は南口駅舎に常駐しており、北口は自動券売機と自動改札機のみで無人化されています。この構造は、かつての二つの駅の統合による配慮の名残です。

早朝・日中・深夜の一部時間帯を除き、必ず当駅で列車交換が行われます。かつては、平日朝に当駅と国分寺駅間を折り返す区間列車が存在し、2番線を使用。2013年3月16日のダイヤ改正で廃止されました。

かつて西武鉄道の主要駅では発車ベルが使用されていましたが、2009年時点では、新交通システムの山口線を除き、鉄道線で唯一発車ベルを使用する駅となっています。トイレはホームの国分寺側にあります。

のりば

（出典:西武鉄道構内図）

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は19,852人です。西武鉄道全92駅中50位で、多摩湖線内の途中駅では最も多い数値です。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

陸上自衛隊小平駐屯地
一橋大学小平国際キャンパス
関東管区警察学校
小平市平櫛田中彫刻美術館
国土交通大学校
国際健康植物科学専門学校
学校法人明倫館 国土建設学院
一般社団法人全国建設研修センター
一橋学園駅前郵便局
ピーエーワークス東京事務所
アクロスプラザ小平
ロピア 小平店
スーパーあまいけ一ツ橋学園店
学園駅前公園
その他、北口は学園東町・仲町方面、南口は学園西町・喜平町・上水本町・上水南町方面に繋がっています。

バス路線

西武バスと小平市コミュニティバス「にじバス」が運行しています。

西武バス

寺61・寺62・寺62-1・寺64・寺64-1系統：国分寺駅北入口行
寺61系統：学園東町・熊の宮前経由小平駅南口行
寺62系統：小平市役所・青梅街道駅経由小平駅南口行
寺64-1系統：新小平駅行
武19系統：小平団地中央・日立国際電気経由武蔵小金井駅行
武19系統：小平営業所 行

小平市コミュニティバス「にじバス」

津田公民館・図書館方面行
あかしあ通り経由小平駅南口行

隣の駅

西武鉄道

多摩湖線

■各駅停車

国分寺駅 (ST01) - （本町信号場） - 一橋学園駅 (ST02) - 青梅街道駅 (ST03)

脚注

出典：東京都統計年鑑、西武鉄道の1日平均利用客数

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
小平学園駅
一橋大学駅

外部リンク

一橋学園駅（駅情報） - 西武鉄道

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