中山観音駅

中山観音駅について

中山観音駅（なかやまかんのんえき）は、阪急電鉄宝塚本線の駅で、兵庫県宝塚市中山寺二丁目に位置しています。この駅は、安産祈願で名高い中山寺の近くにあり、多くの参拝客にも利用されています。また、中山台ニュータウン（中山桜台・中山五月台）へのアクセス拠点ともなっている重要な駅です。

歴史

中山観音駅の歴史は古く、1910年（明治43年）3月10日に箕面有馬電気軌道によって「中山寺駅」として開業しました。これは阪急電鉄にとって最古の駅の一つであり、今でもその歴史を刻んでいます。その後、駅名は数回の変更を経て、2013年に現在の「中山観音駅」に改称されました。以前は「中山駅」と呼ばれており、副駅名として「中山観音前」がある時期もありました。

年表

• - 1910年（明治43年） ：中山寺駅として開業。
• - 時期不詳 ：中山駅に改称。
• - 1960年（昭和35年） ：地下駅舎が完成。
• - 1981年（昭和56年） ：改札部分が東側に20m移動。
• - 1983年（昭和58年） ：地下駅舎化。
• - 2013年（平成25年） ：中山観音駅に改称。

駅構造

中山観音駅の構造は、相対式ホームを2面、2線持つ地上駅となっています。分岐器や絶対信号機が設置されていないため、この駅は停留所に分類されます。改札やコンコースは宝塚寄りの地下にあり、さらに大阪梅田方面のホーム近くにも地上改札があります。また、駅の西側には自由通路があり、これは1981年の改築前までに使用していた旧改札の名残です。

利用者にとって便利な点として、ホームの番号表示がないものの、阪急沿線アプリを使うことで発車案内が確認できるようになっています。アプリでは宝塚方面が1号線、大阪梅田方面が2号線と表示されています。

利用状況

2019年には、この駅の年間平均乗降人員は約11,350人であり、特定日には11,994人の利用がありました。この数字は、中山観音駅の重要性と周辺の住宅地やニュータウンの影響を示しています。定期的に多くの人々が駅を利用していることが伺えます。

駅周辺

駅周辺には住宅地やニュータウンが広がっており、生活基盤が整っています。近隣には以下の施設があります。

• - 中山寺（中山観音）
• - 宝塚中筋郵便局
• - 国道176号
• - ダイエー宝塚中山店
• - 三井住友銀行ダイエー宝塚中山出張所
• - 福知山線（JR宝塚線）中山寺駅（南東600メートル）
• - 市杵島姫神社
• - 宝塚平安祭典会館
• - 三菱UFJ銀行宝塚中山支店

バス路線

中山観音駅には阪急バスの路線が複数乗り入れており、北口と南口にそれぞれ停留所があります。例えば、北口には68系統と50系統、75系統のバスが運行されており、南口にも86系統や150系統など多様な路線があります。バスの運行は、JR中山寺駅を経由する便も含まれており、これにより利便性が高まっています。

隣の駅

阪急電鉄宝塚本線では、隣の山本駅（HK-52）や売布神社駅（HK-54）と接続しており、アクセスが非常に便利です。

中山観音駅は、地域社会に密接に関わり、省略された駅名や歴史的変遷を持つ特別な場所です。

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