十勝清水駅

十勝清水駅

十勝清水駅（とかちしみずえき）は、北海道上川郡清水町本通1丁目にある北海道旅客鉄道（JR北海道）根室本線の駅です。駅番号はK24。特急「とかち」の全列車と、「おおぞら」の1往復が停車する主要駅です。

歴史

十勝清水駅は、1907年（明治40年）に国有鉄道の清水駅として開業しました。その後、1926年（大正15年）には河西鉄道（後の十勝鉄道清水部線）の駅も開業しましたが、1951年（昭和26年）に廃止されました。

1934年（昭和9年）には、東海道本線に清水駅が開業することを受け、区別のため十勝清水駅に改称されました。これは、旧国名である「十勝」を冠することで識別を容易にするためでした。

1960年代には、ホクレン清水製糖工場や白老チップ十勝工場（後の大昭和興林十勝工場）への専用線が敷設され、貨物輸送も活発に行われました。しかし、1980年代後半にはこれらの専用線が廃止され、貨物取扱も縮小されました。

1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化により、JR北海道の駅となり、1990年代には石勝線・根室線高速化工事に伴い構内改良が行われました。

2017年（平成29年）には、駅業務の受託会社が変更され、北海道ジェイ・アール・サービスネットが業務を受託しています。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、通常は1番線が使用されます。駅舎は構内の東側に位置し、みどりの窓口が設置された業務委託駅です。かつては貨物ホームや専用線が多数存在しましたが、現在はすべて廃止されています。

のりば

利用状況

十勝清水駅の1日の平均乗降人員は、周辺住民や観光客の利用があり、一定の数を維持しています。

駅周辺

駅周辺には、国道38号・国道274号、道東自動車道十勝清水インターチェンジがあり、交通の要所となっています。また、清水町役場、病院、学校、金融機関などが集まっており、町の中心としての役割を担っています。

• - 国道38号・国道274号
• - 道東自動車道十勝清水インターチェンジ
• - 清水町役場
• - 札幌市行ポテトライナー/帯広特急ニュースター号「清水」停留所
• - 帯広開発建設部清水道路管理ステーション
• - 旭川市行ノースライナー「清水」停留所
• - 新得警察署清水交番
• - 清水町公衆浴場
• - サツドラ・十勝清水店
• - 清水赤十字病院
• - 清水郵便局
• - 帯広信用金庫清水支店
• - 北洋銀行清水支店
• - 十勝清水町農業協同組合（JA十勝清水町）
• - 北海道清水高等学校
• - 清水町コミュニティバス、十勝バス「十勝清水駅前」停留所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）
■根室本線
新得駅 (K23) - 十勝清水駅 (K24) - （平野川信号場） - 羽帯駅 (K25) - 御影駅 (K26)

十勝清水駅は、町の発展とともに歩んできた駅であり、現在も特急列車が停車する主要駅として、地域住民の生活を支えています。

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