太子堂駅

太子堂駅

太子堂駅（たいしどうえき）は、宮城県仙台市太白区にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）東北本線の駅です。常磐線と仙台空港鉄道仙台空港線に乗り入れる列車の利用も可能で、仙台駅へのアクセスも便利です。

当駅と仙台駅の間は、仙台市地下鉄との代替輸送（振替輸送）対象路線に指定されており、万が一、東北本線の当駅前後の区間が運転見合わせとなった場合には、仙台市地下鉄南北線（富沢駅 - 仙台駅）への振替乗車が認められる場合があります。この代替輸送の指定駅は富沢駅となっています。

歴史

太子堂駅は、周辺地域の再開発に伴い、以下の経緯を経て開業しました。

1995年（平成7年）6月：新駅に関する覚書を締結。
1997年（平成9年）6月：基本設計協定を締結。
2002年（平成14年）6月：施行協定を締結（高架部）。
2005年（平成17年）10月：施行協定を締結（駅部）。
2007年（平成19年）3月18日：開業。1日あたり上下228本の普通列車が停車していました。
2021年（令和3年）11月30日：みどりの窓口の営業を終了。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスを開始。

駅名の由来は、当初の仮称であった「南長町駅」ではなく、地元の認知度が高かった「太子堂」という地名が採用されました。これは、近辺にあった祠の名前に由来します。なお、この「太子堂」は現存しません。

駅構造

太子堂駅は、島式ホーム1面2線を有する高架駅です。9両編成の列車に対応しています。この駅は、仙台市長町地区の再開発事業「あすと長町」の一環として建設されました。仙台市と都市再生機構がJRに設置を要請した請願駅であり、隣の長町駅とは1キロメートル弱の距離です。高架線は2006年9月18日に開通しました。

駅の管理は仙台地区センターが行い、業務はJR東日本東北総合サービスが受託しています。駅には、自動券売機、自動改札機（Suica、えきねっとQチケ対応）、自動精算機、エレベーター1基、エスカレーター2基、多目的トイレなどの設備が整っています。また、JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅に該当します。

駅の営業形態は、出面（でづら）2名（日勤1名、泊り1名）です。線路形状は、縦断0％で、線形は上り（直線）・下り（R=4000）となっています。建設費は約11億円で、仙台市と都市機構が負担しました（Suicaソフト改修費は除く）。駅には交通広場（約2500平方メートル）と駐輪場（約1100平方メートル）が併設されています。

のりば

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利用状況

JR東日本によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は4,118人です。開業後の利用状況は以下の通りです。

1日平均乗車人員（単位：人/日）

駅周辺

東口

名取川
トーキン本店
仙台諏訪郵便局
宮城県道273号仙台名取線
仙台市立東長町小学校
東北労働金庫長町支店
東北電気保安協会
ヨークベニマル 太子堂店

西口

仙台市地下鉄南北線富沢駅
仙台長町六郵便局
仙台大野田郵便局
仙台市立大野田小学校
仙台市営バス・宮城交通「太子堂駅前」停留所

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■東北本線・■常磐線・■仙台空港アクセス線（常磐線は岩沼駅 - 仙台駅間、仙台空港アクセス線は名取駅 - 仙台駅間東北本線）

□快速：通過
■普通：南仙台駅 - 太子堂駅 - 長町駅

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
オムニバスタウン#宮城県仙台市

外部リンク

駅の情報（太子堂駅）：JR東日本
あすと長町地区：都市再生機構
* あすと長町：仙台市都市整備局地下鉄沿線まちづくり課

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