小出駅

小出駅の概要

小出駅（こいでえき）は、新潟県魚沼市の四日町に位置する、東日本旅客鉄道の駅です。上越線と只見線の2路線が乗り入れており、特に上越線が主要な路線として知られています。只見線はこの駅が終点であり、過去には上越線を経由して浦佐駅までの運行が行われていましたが、現在はそれが行われていません。

歴史

小出駅は1923年に上越線の駅として開業しました。その後、1942年には只見線が当駅から大白川駅まで延伸されたため、分岐駅となりました。1958年には駅舎が改築され、1970年には観光センターが開設されました。1971年には只見線が全通し、1974年からはみどりの窓口が営業を開始します。1978年には跨線橋が完成し、1982年には旅行センターが廃止されました。1986年には貨物取り扱いが廃止され、1987年には国鉄分割民営化の影響で現在のJR東日本の駅となりました。2011年には新駅舎が供用を開始し、2024年2月にはみどりの窓口が営業を終了予定です。

駅の構造

小出駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線を持つ地上駅です。ホーム同士は跨線橋で繋がっており、駅構内には有人改札口、自動券売機、待合室、自動販売機、化粧室などが整備されています。また、駅舎には地元出身の俳優、渡辺謙が記した駅名表示があるのも特徴です。旧駅舎時代には売店や立ち食い蕎麦店もあったことがあり、様々なサービスが提供されていました。

利用状況

2023年度のデータによると、小出駅の1日平均乗車人員は677人に達しており、地元の住民のみならず観光客にも利用されています。2000年度以降の乗車人員の推移は、地域の交通事情や観光動向を反映していることでしょう。

駅周辺の環境

駅周辺には小出市街地が広がっており、駅の裏手を流れる魚野川を挟んだ対岸には新潟県道47号小出停車場線が存在します。観光スポットとしては、駅からアクセスしやすい湯之谷温泉郷が人気です。また、市営小出スキー場や小出公園も徒歩圏内にあり、アウトドア活動を楽しむ人にも好評です。新潟県立小出高等学校も近くに位置しています。

バス路線

小出駅では、越後交通グループの南越後観光バスや、魚沼市のコミュニティバスが運行されています。さまざまなルートが用意されており、主要な路線には便宜上の英字記号が付されていますが、これらは停留所にのみ表示されるため注意が必要です。

駅前からは、上条や貫木、穴沢方面へ向かう路線がダイレクトに利用可能です。さらに、小出まちなか循環線や予約型乗合タクシーなども利用することで、便利な移動が可能となっています。

小出駅は、新潟県内における重要な交通拠点であり、アクセスの良さや周辺の観光地と相まって、多くの利用者に愛され続けている駅です。

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