愛媛CATV

株式会社愛媛CATVの概要

株式会社愛媛CATV（えひめシーエーティヴィ）は、テレビ放送、インターネット接続、IP電話などを手がけるケーブルテレビ局です。愛媛県内を主なサービスエリアとしており、近年では地域放送にも注力しています。会社の本社は、かつて南海放送が存在していた場所にあります。

歴史の歩み

愛媛CATVは1989年に設立され、1991年に開局しました。当初、サービスを提供していたのは松山市の中心部と道後地区で、NHKの総合と教育、南海放送、テレビ愛媛、中国放送、広島ホームテレビの信号を再送信していました。1992年には、あいテレビの再送信を開始し、1995年には愛媛朝日テレビのサービスを追加しました。

2000年に入ると、広島ホームテレビおよび中国放送の再送信を中止し、より地域に特化した放送内容に移行しました。2004年にはBSデジタル放送の送信を開始し、2005年には新たに砥部町でのサービスも展開しました。さらに、2006年に松前町、12月には東温市にもサービスを広げました。

2008年にFM山口の再送信を終了し、翌年の2009年には久谷地区でのサービスを開始しました。また、電話サービスにケーブルプラス電話を導入したのもこの時期です。2013年にはエリア放送の一般放送局としての予備免許を取得し、5月には正式な運営免許を得て、9月にはさらに3局の免許も追加取得しました。

2014年には、「ケーブルモバイル」という格安スマホの販売を開始し、最新の通信技術を取り入れる姿勢を示しました。そして2023年10月には、新たに伊予市エリアでのサービスを開始し、サービスエリアをさらに拡大しました。

サービスエリア

愛媛CATVのサービスエリアには、以下の自治体が含まれます：

• - 松山市
• - 伊予郡砥部町
• - 伊予郡松前町
• - 東温市
• - 南宇和郡愛南町
• - 上浮穴郡久万高原町（2015年7月から）
• - 伊予市（2023年10月から）

主な放送チャンネルと事業内容

愛媛CATVは地上波系列別の再送信を行っており、各地域のテレビ局への多様なアクセスを提供しています。デジタル放送はJDSとJC-HITSを使用し、2015年3月31日にはデジアナ変換放送が終了しました。これにより、より先進的なデジタル配信が実現しています。

さらに、愛媛CATVは市内に地上一般放送局を4局設置し、それによってワンセグ放送も実施しています。特に、銀天街エリアからはオープンスタジオエルスタを通じて発信する形式を取っています。

まとめ

愛媛CATVは、地域に密着したサービスと多様なメディア展開を通じて、愛媛県民の生活を支える重要な役割を果たしています。今後も地域のニーズに応えながら、新たなサービスの提供に努めていくことでしょう。

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