明治公園

明治公園について

明治公園は、東京都新宿区霞ヶ丘町と渋谷区千駄ヶ谷一丁目に位置する都立公園です。明治神宮外苑に隣接していますが、公園の管理は神宮ではなく東京都が行っています。この公園は、1964年の東京オリンピックのメイン会場となった国立競技場の建設に合わせて整備され、同年に開園しました。

公園の立地

公園の敷地は、外苑西通りを挟んで東西に分かれています。西側の渋谷区エリアには、東京体育館や陸上競技場などのスポーツ施設があります。一方、東側の新宿区エリアには、フリーマーケットが開催されることで知られる霞岳広場があります。

公園の周辺には、明治神宮野球場（神宮球場）、国立競技場、日本青年館、秩父宮ラグビー場、聖徳記念絵画館、神宮外苑、東京体育館、新宿御苑など、多くの施設が集まっています。特に、新国立競技場に隣接しているため、競技場で大規模なイベントが開催される際には、霞岳広場が観客の待機場所として利用されることがあります。

2015年7月に発表された国立競技場の設計概要によると、スタジアムの建物の一部が明治公園のエリアに編入される予定です。

明治公園の歴史

明治公園では、過去に様々な出来事がありました。

1974年7月28日には、冨士大石寺顕正会が「立正安国野外集会」を開催し、3,000人が参加して創価文化会館までデモ行進を行いました。
2012年10月6日から7日にかけては、通常日比谷公園で開催される鉄道フェスティバルが、この年のみ明治公園で開催されました。
2016年1月27日には、「四季の庭」と「霞岳広場」が廃止され、関係者以外は立ち入り禁止となりました。
2023年10月31日には、希望の広場、インクルーシブ広場、みち広場、誇りの杜エリアが新たに供用開始されました。

アクセス

渋谷区側の各施設へのアクセスは、JR中央・総武緩行線の千駄ケ谷駅から徒歩約3分、都営大江戸線の国立競技場駅から徒歩約2分、東京メトロ銀座線の外苑前駅から徒歩約15分です。

新宿区側の霞岳広場へは、千駄ケ谷駅と国立競技場駅からはやや距離がありますが、外苑前駅が比較的近いです。

都バスでは、黒77系統などのバス停として、閉鎖前の霞岳広場に隣接する「明治公園前」バス停と、都営霞ヶ丘アパート跡に移転予定の広場に隣接する「霞ヶ丘」バス停が利用できます。また、渋谷区のコミュニティバス「ハチ公バス」の「神宮の杜ルート」には、「明治公園前」バス停が設置されています。

関連情報

明治公園に関連する情報として、以下のものがあります。

明治神宮外苑：隣接する公園
全国青年大会：毎年11月に開催され、フリーマーケットが開催される
明治公園爆弾事件：過去に発生した事件
明治公園のスダジイ：公園内に存在する樹木
* 都立明治公園 公式ウェブサイト：公園の公式情報

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