来迎寺駅

来迎寺駅（らいこうじえき）

来迎寺駅は、新潟県長岡市来迎寺に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）信越本線の駅です。かつては信越本線、魚沼線、越後交通長岡線の3路線が接続する交通の要衝でしたが、現在は信越本線のみが乗り入れています。

歴史

来迎寺駅は、明治時代に開設され、地域の発展とともに歩んできました。

1898年（明治31年）12月27日：北越鉄道北条 - 長岡間開通時に開設。
1900年（明治33年）3月16日：電報取扱開始。
1907年（明治40年）7月1日：北越鉄道が国有化、帝国鉄道庁に移管。
1911年（明治44年）9月14日：魚沼鉄道新来迎寺 - 小千谷間（軌間762mm）が開通。
1921年（大正10年）1[[1月18日]]：長岡鉄道来迎寺 - 西長岡間が開通。
1922年（大正11年）6月15日：魚沼鉄道が魚沼軽便線として国有化、駅舎を統合。同年9月2日、魚沼線に改称。
1944年（昭和19年）10月16日：魚沼線が戦時下の不要不急線として、全線休止。
1954年（昭和29年）8月1日：魚沼線が全線運行再開、この際に軌間1067mmに改軌。
1973年（昭和48年）4月：越後交通長岡線来迎寺 - 西長岡間旅客取扱廃止、同社路線バスに転換。
1979年（昭和54年）1[[1月1日]]：現駅舎完成。
1984年（昭和59年）4月1日：魚沼線が特定地方交通線に指定され全線廃止、越後交通の路線バスに転換。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
1995年（平成7年）3月31日：越後交通長岡線が貨物取扱を廃止し、全線廃止。
2006年（平成18年）：臨時快速「マリンブルーくじらなみ号」が今シーズンから通過となった。
2012年（平成24年）3月17日：定期運用が廃止された急行「きたぐに」が臨時列車となり、快速「らくらくトレイン信越・おはよう信越」が新たに停車。
2014年（平成26年）：臨時快速「越乃ShuKura」・「ゆざわShuKura」・「柳都ShuKura」が新たに停車。
2015年（平成27年）：快速列車3.5往復が新たに停車。
2016年（平成28年）2月3日：現駅舎のリニューアル完成。4月29日：リニューアルセレモニーを開催し本格営業開始。
2022年（令和4年）2月28日：この日限りでみどりの窓口が営業終了。
2025年（令和7年）3月15日：終日無人化。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、両ホームは跨線橋で連絡しています。2番線ホームには屋内待合室が設けられています。かつては魚沼線ホームであった0番線や、越後交通長岡線のホーム、引込線、側線が存在しましたが、現在は撤去され宅地化されています。駅舎横には駅南北を連絡する地下通路「白山地下道」があります。

ホーム
1番線：長岡方面
2番線：新潟方面

特急列車は通過しますが、全席指定快速「信越」や、2015年3月以降は全ての快速列車が停車します。かつては臨時快速「マリンブルーくじらなみ号」や急行「よねやま」・「きたぐに」も停車していましたが、現在は廃止されています。長岡駅が管理する無人駅で、タッチパネル式自動券売機、屋内待合室、自動販売機、化粧室が設置されています。

利用状況

JR東日本によると、2023年度の1日平均乗車人員は571人です。

駅周辺

駅前には小規模な商店街があり、2021年には「越路ていしゃば交流施設 ここらて」がオープンしました。周辺には、長岡市役所越路支所、長岡市立越路中学校、長岡市越路体育館、来迎寺郵便局、第四北越銀行来迎寺支店、JAえちご中越こしじ支店などの公共施設があります。また、朝日酒造本社、もみじ園、松籟閣、巴ケ丘自然公園、来迎寺城跡、南長岡ガス田越路原プラントなどの観光スポットも点在しています。

バス路線

駅前の新潟県道112号線上にバス停があり、越後交通の路線バスが運行されています。小千谷方面への路線は魚沼線の代替としての役割も担っています。

来迎寺駅前バス停
＜急行＞長岡駅前＝前川＝免許センター＝来迎寺＝片貝＝小千谷車庫線
長岡駅前＝飯島＝来迎寺線
越路地域循環バス「雪ぼたる」

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■信越本線
■快速：柏崎駅 - 来迎寺駅 - 宮内駅
■普通：越後岩塚駅 - 来迎寺駅 - 前川駅

廃止路線

日本国有鉄道
魚沼線：来迎寺駅 - 片貝駅
越後交通
* 長岡線：来迎寺駅 - 深沢駅

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