東伏見駅

東伏見駅（ひがしふしみえき）

東伏見駅は、東京都西東京市東伏見二丁目にある西武鉄道新宿線の駅です。駅番号はSS15。練馬区との境界に近く、周辺住民の足として利用されています。

歴史

東伏見駅の歴史は、早稲田大学の誘致計画と深く関わっています。1925年、西武鉄道（旧）が早稲田大学へ土地を寄付し、大学が総合運動場として利用を開始。1927年の駅開業と同時に分譲地の販売を開始し、住宅地としての開発が進みました。

特筆すべきは、伏見稲荷神社の勧請です。西武鉄道は、神社の設立に土地の無償貸与や費用の提供を行い、特別な列車を運行するなど尽力しました。これにより、東伏見駅は地域における信仰の中心地としての役割も担うことになります。

開業当初、利用者数は隣の西武柳沢駅に劣っていましたが、1929年以降は東伏見駅が上回り、1933年には大きく差をつけました。これは、駅周辺の開発と伏見稲荷神社の影響によるものと考えられます。

年表

1927年（昭和2年）4月16日 - 上保谷駅として開業。
1929年（昭和4年）11月20日 - 東伏見稲荷神社の設立により、東伏見駅に改称。
1983年（昭和58年）3月24日 - ホームを2面3線から2面4線に変更し、橋上駅舎の使用を開始。
1993年（平成5年）6月11日 - 自動改札機の使用を開始。
2003年（平成15年）9月30日 - バリアフリー化が完了。
2012年（平成24年）6月30日 - ダイヤ改正により、優等列車が通過する駅となる。

駅構造

島式ホーム2面4線の地上駅で、橋上駅舎を有しています。外側の2線（1番・4番ホーム）が待避線として使用され、各駅停車や準急が上位列車の通過待ちを行います。ホームとコンコース、改札口と地上を結ぶエスカレーターとエレベーターが設置されており、バリアフリーに対応しています。また、改札内にはトイレ（多機能トイレ併設）、コンコースには売店（TOMONY）とATM、南口にはクリーニング店があります。

駅の高架化計画があり、完成後も島式ホーム2面4線の構造を維持する予定です。

のりば

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は21,285人で、西武鉄道全92駅中47位です。練馬区からの利用客も多く、地域住民の重要な交通拠点となっています。

駅周辺

駅周辺は閑静な住宅街が広がっています。学生向けのアパートが多く、東伏見稲荷神社や武蔵関公園などのスポットもあります。

北口
西東京市東伏見ふれあいプラザ
保谷富士町郵便局
新青梅街道
富士街道
きらぼし銀行 東伏見・保谷支店
東京三協信用金庫 東伏見支店
南口
東伏見稲荷神社
ダイドードリンコアイスアリーナ（東伏見アイスアリーナ）
武蔵関公園
都立東伏見公園
下野谷遺跡公園
石神井川
早稲田大学 東伏見キャンパス
NTT武蔵野研究開発センタ
青梅街道
田無警察署 東伏見交番
保谷東伏見郵便局
オーケー 東伏見店

バス路線

西武バスと関東バスが運行しており、吉祥寺駅、三鷹駅、田無駅方面への路線があります。西東京市はなバスも運行しています。

隣の駅

西武鉄道
新宿線
■拝島ライナー・■快速急行・■通勤急行・■急行：通過
* ■準急・■各駅停車：武蔵関駅 (SS14) - 東伏見駅 (SS15) - 西武柳沢駅 (SS16)

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