泉沢駅

泉沢駅の概要

泉沢駅は、北海道上磯郡木古内町に位置する道南いさりび鉄道線の駅です。駅番号はsh03で、電報略号はイミです。かつては日本国有鉄道、そしてJR北海道の駅として機能していました。駅周辺には国道228号線や木古内警察署泉沢駐在所、泉沢郵便局などが所在します。

歴史

泉沢駅は1930年（昭和5年）に国有鉄道上磯線の駅として開業しました。当初は一般駅として、旅客と貨物の両方を扱っていました。その後、1936年に上磯線が江差線に改称され、1949年には日本国有鉄道（国鉄）に継承されました。1970年に貨物扱いが廃止され、1982年には荷物扱いも廃止されて無人駅となりました。

1987年の国鉄分割民営化に伴い、JR北海道の駅となりました。1988年には海峡線開業に伴い、駅を含む区間が電化され、駅構内の拡張工事も行われました。同年に駅舎の改築も行われています。

2012年には貨物列車の脱線事故が発生しましたが、幸いにも人的被害はありませんでした。2016年、北海道新幹線の開業に伴い、江差線の五稜郭駅 - 木古内駅間がJR北海道から経営分離され、道南いさりび鉄道に移管されました。

駅名の由来は、かつてこの地に綺麗な泉が湧いていたことにちなんで名付けられたとされています。

駅構造

泉沢駅は2面3線の地上駅です。上りホームは島式2面2線（2番、3番のりば）、下りホームは片面1面1線（1番のりば）の配置となっています。両ホームは千鳥状に配置されており、ホーム間の移動には跨線橋を利用します。下り線の上りホーム付近には、現在使われていない引き込み側線が残っています。

JR時代には木古内駅管理の簡易委託駅で、元助役が乗車券を販売していました。道南いさりび鉄道に移管後も、受託者は変わりましたが、引き続き簡易委託が行われています。ただし、日曜日は休業となります。

駅のりば

道南いさりび鉄道の時刻表に基づくと、以下の通りです。

1番のりば：下り（木古内方面）
2番のりば：上り（五稜郭方面）
3番のりば：上り（五稜郭方面）

駅周辺

駅周辺には以下のような施設や観光スポットがあります。

国道228号
木古内警察署泉沢駐在所
泉沢郵便局
サラキ岬（咸臨丸末期の地）
函館バス「泉沢駅前」停留所

隣接駅

道南いさりび鉄道線

* 札苅駅 (sh02) - 泉沢駅 (sh03) - 釜谷駅 (sh04)

泉沢駅は、地域住民の生活を支え、歴史と自然を感じられる場所です。道南いさりび鉄道の旅の途中に、ぜひ立ち寄ってみてください。

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