玖波駅

玖波駅に関する詳細

玖波駅（くばえき）は、広島県大竹市玖波二丁目に位置する、 JR西日本の山陽本線に属する鉄道駅です。JR-R13という駅番号が付けられ、この駅は各停列車専用で、大野浦駅以西においては「シティライナー」という快速も停車します。しかし、平日の朝に運行される「通勤ライナー」はこの駅を通過します。特に朝と夕方は、広島方面に向かう通勤・通学客で賑わいます。

駅の歴史

玖波駅は1897年9月25日に山陽鉄道の一部として設立され、旅客や貨物の取り扱いが開始されました。それから1906年には国有化され、官営鉄道の駅となりました。1909年には線路名称が制定され、山陽本線の一部としての役割を果たすようになりました。時間が経つにつれて、1962年には車扱貨物の取扱が廃止され、続いて1984年には荷物の取り扱いも終了しました。

1987年の国鉄分割民営化により、玖波駅はJR西日本の駅として新たなスタートを切りました。1992年11月にみどりの窓口が営業を開始したのを皮切りに、2007年にはICカード「ICOCA」が導入され、利便性が向上しました。その後も、2015年には西口改札が新設され、さらに便利な駅として発展を遂げました。

2016年のダイヤ改正では、快速シティライナーの停車駅として再び名を轟かせることとなりましたが、2018年7月には豪雨の影響で一時営業が休止されました。その後、2019年には休止していたシティライナーが廃止され、普通列車のみの停車に戻りました。しかし、2020年にシティライナーの運行が復活し、再度停車駅となりました。2024年には、みどりの窓口の営業が終了することが予定されています。

駅の構造

玖波駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。下り線側には東口駅舎が、上り線側には西口駅舎が存在し、両方のホームは跨線橋によって接続されています。この駅ではICOCAが利用可能ですが、東口の自動改札機は簡易式のため、降車客の乗車券は駅員が回収します。一方で、西口駅舎にはフルセ仕様の自動改札が設けられています。

駅は業務委託によりJR西日本中国交通サービスが運営しており、西口には簡易型の自動券売機が設置されています。定期券や特急券の購入はできませんが、窓口スペースは確保されています。

利用可能なのりばについては、1番と2番のりばの間には待避線が存在しますが、架線がないため電車の入線は不可能です。したがって、2番のりばは実質的には「3番線」として扱われています。

利用状況

大竹市の統計書によると、玖波駅の1日平均乗車人数には近年の変化が見られますが、具体的な数値はその年によって異なります。この駅は地域の交通の中心として重要な役割を果たしており、多くの人々に利用されています。

駅周辺情報

玖波駅周辺には様々な施設があります。玖波郵便局や国道2号に加え、広島岩国道路と連携している大竹ICも近く、交通利便性が高いエリアです。さらに、ゆめタウン大竹も近隣にあり、買い物や食事などの利便が楽しめます。

隣接する駅は、大野浦駅（JR-R12）と大竹駅（JR-R14）で、玖波駅は両駅の間に位置しています。これらの要素からも、玖波駅が地域の重要な交通拠点であることが伺えます。

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