白老駅

白老駅（しらおいえき）

白老駅は、北海道白老郡白老町末広町2丁目にある、北海道旅客鉄道（JR北海道）室蘭本線の駅です。駅番号はH23で、電報略号はシラ、事務管理コードは▲130321です。副駅名称は「ウポポイ 民族共生象徴空間前」となっています。

概要

特急「北斗」の一部と「すずらん」全列車が停車する主要駅であり、白老町の玄関口としての役割を担っています。また、当駅から沼ノ端駅までの28.7 kmは日本国内で最も長い鉄道の直線区間として知られています。

歴史

1892年（明治25年）8月1日：北海道炭礦鉄道の駅として開業。一般駅として営業を開始し、機関庫が設置されました。
1906年（明治39年）1月25日：白老機関庫が廃止されました。
1906年（明治39年）10月1日：北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、官設鉄道に移管されました。
1917年（大正5年）頃：駅裏から白老川まで砂利岐線が敷設されました。
1934年（昭和9年）12月：駅舎が改築されました。
1969年（昭和44年）11月：跨線橋が設置され、駅の利便性が向上しました。
1982年（昭和57年）11月15日：貨物取扱いが廃止されました。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物取扱いが廃止されました。
1984年（昭和59年）4月1日：業務委託駅となりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道（JR北海道）に継承されました。
1987年（昭和62年）9月1日：駅舎が再度改築されました。
2003年（平成15年）4月28日：駅構内にて売店営業が開始されました。
2008年（平成20年）：売店がリニューアルされました。
2020年（令和2年）3月14日：副駅名称が「ウポポイ 民族共生象徴空間前」となり、特急列車の停車本数が増加。駅舎リニューアル、乗換跨線橋の新設、ホーム嵩上げ、駅前広場・自由通路の供用が開始されました。
2020年（令和2年）4月1日：白老町が駅舎内に観光案内ブースを開設しました。

駅構造

島式ホーム2面3線を有する地上駅で、上り貨物列車専用の待避線が1番のりばと2番のりばの間にあります。3番のりばは下り列車のみ待避可能です。跨線橋上には自由通路への出入りができる臨時改札が設けられています。駅舎は白老町の所有で、北海道ジェイ・アール・サービスネットが駅業務を受託する業務委託駅です。みどりの窓口と話せる券売機が設置されており、改札内にはエレベーターも設置されています。

のりば

のりば	路線	方向	行先
-	---	----	-------
1	■室蘭本線	上り	室蘭、東室蘭、苫小牧、札幌方面
2	■室蘭本線	上り	（待避線）
3	■室蘭本線	下り	登別、伊達紋別、長万部方面

待避列車は3番線から発車します。

利用状況

ウポポイ開業後の2020年7月から2021年6月までの乗降人員は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、修学旅行団体などの利用がありました。

2022年度の1日平均乗車人員は611人です。

駅周辺

駅周辺は白老町の中心部であり、以下の施設があります。

ウポポイ（民族共生象徴空間）
仙台藩白老元陣屋資料館（白老仙台藩陣屋跡）
白老町役場
白老町立国民健康保険病院
北海道白老東高等学校
北海道栄高等学校

駅南口には道南バス「白老駅前」停留所があり、駅南口から国道36号（白老バイパス）までは北海道道388号白老停車場線が通っています。白老駅北観光商業ゾーン（ポロトミンタラ）には、蒸気機関車（SL）「D51-333」（愛称：SLポロト号）が展示されています（冬期はシートで覆われます）。

北口
白老駅北観光インフォメーションセンター
南口
しらおい経済センター
苫小牧信用金庫白老支店
室蘭信用金庫白老支店
北海道銀行白老支店
白老郵便局

その他

ウポポイの開業に合わせ、白老駅に停車する特急列車の車内放送では、アイヌ語によるアナウンスが流れます。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■室蘭本線

特急「北斗」：停車駅（一部列車を除く）
特急「すずらん」：停車駅
普通：萩野駅 (H24) - 白老駅 (H23) - 社台駅 (H22)

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