石見銀山資料館

石見銀山資料館

石見銀山資料館（いわみぎんざんしりょうかん）は、島根県大田市に位置している博物館で、別名「いも代官ミュージアム」としても知られています。この資料館は、ユネスコの世界文化遺産に認定された「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部を構成しており、特に大森代官所跡（国の史跡）に建設されています。

概要

この資料館は、石見銀山の歴史や鉱山に関する様々な資料を収集、保存、公開することを目的としています。資料館の開館は1976年（昭和51年）8月に行われ、その後2007年（平成19年）3月にはリニューアルが行われ、多くの新しい展示や設備が加わりました。

資料館には、大森代官所の当時の建物が現在も残っており、門番詰所や仮牢に使用されていた門長屋（1815年再建）が公開されています。また、本館は明治35年（1902年）に竣工した旧邇摩郡役所庁舎を利用しており、歴史的な価値を感じることができる施設となっています。

利用情報

来館者は、資料館を以下の時間で利用することができます。開館時間は9:00から17:00までで、入館は閉館の30分前までとなっています。ただし、年末年始（12月29日～1月4日）や特別展の前後などは休館日となるため、訪れる際には注意が必要です。

交通アクセス

アクセスは、出雲空港から出雲市駅までリムジンバスを利用すると約30分、そこからJR山陰本線を使って大田市駅まで普通列車で約40分です。大田市駅からは、石見交通バスの川本線または大森・大家線を利用し、大森代官所跡バス停で下車することができます。また、山陰本線の仁万駅からも石見交通バスの仁万線を利用して直接訪れることができます。

さらに、広島駅からは新幹線口バス停で高速バス「石見銀山号」に乗車し、大森代官所跡バス停で下車する方法もあります。自家用車を利用する場合は、山陰自動車道の出雲ICまたは江津ICを通り、国道9号を利用、または大田市市街地から県道46号を南西に進むルートがあります。

周辺の観光スポット

石見銀山資料館の周辺には、多くの魅力的な観光名所があります。例えば、隣接する城上神社や、大森重要伝統的建造物群保存地区、国の重要文化財に指定されている熊谷家住宅、さらには勝源寺などがあります。これらの地点を訪れることで、地域の文化や歴史をさらに深く理解できるでしょう。

公式情報

公式ウェブサイトやSNSページもあるため、訪問前に最新の情報を確認することが可能です。石見銀山資料館は、魅力的な歴史体験を提供する場所であり、観光客だけでなく、地域住民にとっても貴重な文化財としての役割を果たしています。

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