細岡駅

細岡駅（ほそおかえき）

細岡駅は、北海道釧路郡釧路町達古武にある北海道旅客鉄道（JR北海道）釧網本線の臨時駅です。駅番号はB57。事務管理コードは▲111602。

概要

細岡駅は、釧路湿原国立公園の中に位置し、ラムサール条約登録湿地である釧路湿原への観光拠点の一つとなっています。例年4月25日から11月30日までの期間に営業しており、冬季は列車が停車しません。

歴史

1927年（昭和2年）9月15日：釧網本線の釧路駅 - 標茶駅間開業に伴い、一般駅として開業。
1953年（昭和28年）度：電燈駅化。
1962年（昭和37年）12月9日：車扱貨物・集荷配達の取り扱いを廃止。
1973年（昭和48年）2月5日：駅員配置が運転扱い要員のみとなる。貨物・荷物取扱い廃止。簡易委託化。
1984年（昭和59年）2月1日：駅員配置終了。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
1993年（平成5年）
4月：開業時から使用していた旧駅舎を解体。
6月1日：駅改築オープン。
2023年（令和5年）3月18日：ダイヤ改正により臨時駅となる。4月25日から11月30日までの季節営業となる。
2024年（令和6年）3月16日：ダイヤ改正で当駅を通過していた快速「しれとこ摩周号」が普通列車となり、営業期間中停車。

駅名の由来

駅名の由来については、以下の説があります。

1. 釧路川の左岸（東側）に「細い岡」が連なっている地形から。
2. 鉄道建設の際の監督官が「細岡」という姓であったことから。
3. アイヌ語研究者の更科源蔵は当駅の北で丘が細く釧路川の左岸に向かって岬のように突き出している様を和訳したもの。

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅です。旧上り本線が使われており、かつては下り本線（相対式ホーム）も有していました。釧路駅管理の無人駅で、現在の駅舎は1993年（平成5年）に改築された平屋建てログハウスです。トイレは簡易水洗式です。

利用状況

乗車人員は以下の通り推移しています。

(データは省略)

駅周辺

駅周辺は釧路湿原国立公園の区域内にあり、豊かな自然が広がっています。カヌー下りの終点にもあたります。

釧路湿原国立公園
達古武湖（達古武沼）
達古武木道
達古武オートキャンプ場
釧路川

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■釧網本線

塘路駅 (B58) - （臨）細岡駅 (B57) - 釧路湿原駅 (B56)

脚注

注釈

出典

JR北海道

参考文献

グループ169.1『北海道 釧網本線』（1999年）
北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』（2001年）

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

細岡｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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