越前松島水族館

越前松島水族館について

越前松島水族館（えちぜんまつしますいぞくかん）は、福井県坂井市三国町崎に位置する水族館で、1959年に開館しました。この水族館は、景勝地である東尋坊の近くにあり、施設全体が越前加賀海岸国定公園の中に存在しています。なお、こちらの水族館は、2015年に閉館した宮城県のマリンピア松島水族館とは異なる施設です。

展示内容

越前松島水族館は「みて・ふれて・楽しく学べる水族館」というテーマを掲げています。このテーマのもと、来館者と生物の距離を縮める展示設計がなされており、さまざまな体験を提供しています。大きな隔壁が少なく、訪問者は非常に近い位置から生物を観察することができます。また、以下のような体験型のイベントが定期的に行われています。

• - カマイルカ・ゴマフアザラシとのふれあい: 直接触れ合うことができ、イルカやアザラシの特性を身近に感じられます。
• - タッチプール展示: ミズダコやサメ類、エイ類、棘皮動物などを直接触れることができるコーナーがあり、体験を通じて学ぶことができます。
• - 給餌体験: ケヅメリクガメやアオウミガメへの餌やりができ、リクガメたちの生活を観察できます。
• - ペンギンの散歩: フンボルトペンギンやオウサマペンギンが館内を散歩する姿を見ることができる特別なイベントです。

また、施設の奥に進むと日本海と繋がっており、磯遊び体験が楽しめるエリアもあります。周辺の砂浜では、地引網体験も行われており、訪問者は海のアクティビティを存分に楽しむことができます。

運営について

この水族館は、京福電気鉄道グループに属する三国観光産業によって運営されています。水族館以外にも、三国競艇場の運営や東尋坊温泉内のホテル経営、さらには活魚販売など多岐にわたる事業を展開しています。水族館で展示される生物の一部は、活魚販売のルートを通じて供給されています。

主な展示生物

越前松島水族館には多種多様な生物が展示されています。以下に主な展示生物を紹介します。

哺乳類

• - ハンドウイルカ
• - カマイルカ
• - ゴマフアザラシ
• - コツメカワウソ

鳥類

• - キングペンギン
• - フンボルトペンギン
• - イワトビペンギン
• - フラミンゴ

爬虫類

• - アオウミガメ
• - アカウミガメ
• - ケヅメリクガメ
• - ワニガメ

両生類

• - コバルトヤドクガエル
• - アフリカツメガエル
• - メキシコサラマンダー

魚類

• - マンボウ
• - キハッソク
• - コンペイトウ
• - ドクターフィッシュ

軟骨魚類

• - アカエイ
• - ホシエイ
• - ドチザメ
• - ホシザメ

無脊椎動物

• - ミズダコ
• - ズワイガニ
• - クリオネ
• - カブトガニ
• - エチゼンクラゲ

利用情報

越前松島水族館の開館時間は、通常9:00から17:30ですが、夏季は9:00から22:00、冬季は10:00から16:30に変更されます。また、年中無休で営業しています。

アクセス

鉄道を利用する場合、北陸新幹線・ハピラインふくい線の芦原温泉駅から京福バスで約30分の距離です。また、車を利用する際は、北陸自動車道金津ICから約20分でアクセス可能です。

越前松島水族館は、自然と生物の魅力を体験できる特別な場所です。訪れることで、さまざまな生物との出会いや新たな発見が期待できます。

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