郡山駐屯地

郡山駐屯地

郡山駐屯地は、福島県郡山市大槻町に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。東北地方の防衛を担う重要な拠点として、1953年の開設以来、多くの部隊が駐屯してきました。

概要

1953年10月に保安隊の駐屯地として開設され、当初は第6特科連隊が主力部隊として駐屯していました。2020年3月には部隊改編が行われ、第6特科連隊は廃止、東北方面特科連隊の2個大隊に再編されました。これに伴い、駐屯地司令職は第6特科連隊長から第6高射特科大隊長に移管されました。最寄りの演習場としては、多田野演習場と白河布引山演習場が利用されています。

沿革

保安隊郡山駐屯地

1953年10月25日：郡山駐屯地が開設。独立第32特科大隊が針尾駐屯地から移駐し、郡山駐屯地業務隊が宇都宮駐屯地から移駐・編成されました。

陸上自衛隊郡山駐屯地

1954年7月1日：陸上自衛隊発足に伴い、郡山駐屯地が開設。
1954年9月25日：独立第32特科大隊を母体に、第6特科連隊が新編されました。
1955年8月16日：第6特科連隊第1特科大隊、第5特科大隊（高射）が宇都宮駐屯地から移駐。
1962年8月15日：第6師団改編に伴い、第6特科連隊の改編が行われ、第4特科大隊が第5特科大隊に、第5特科大隊（高射）が第6特科大隊（高射）に改編。
1963年8月5日：第6特科連隊第2特科大隊が神町駐屯地から移駐。
1970年3月10日：第6師団が甲師団へ改編。第6特科連隊第4特科大隊が編成完結。
1987年3月26日：第6特科連隊情報中隊が新編。
1990年3月26日：第6特科連隊第6特科大隊（高射）を改編し、第6高射特科大隊が新編。
2006年3月27日：第6後方支援連隊特科直接支援中隊、第6後方支援連隊高射直接支援隊が新編。第6特科連隊第4特科大隊、第5特科大隊が廃止。
2008年3月26日：第110地区警務隊郡山連絡班が第124地区警務隊郡山連絡班に改編。
2015年3月26日：東北方面会計隊の改編に伴い、第378会計隊が廃止、第387会計隊郡山派遣隊が設置。
2020年3月25日：第6特科連隊、第6後方支援連隊特科直接支援中隊が廃止。
2020年3月26日：東北方面特科連隊第1、第3特科大隊が新編。第305特科直接支援中隊郡山派遣隊第1特科直接支援小隊、第3特科直接支援小隊が新編。郡山駐屯地司令職が第6特科連隊長から第6高射特科大隊長に移管。

駐屯部隊

東北方面隊隷下部隊

第6師団
第6高射特科大隊
第6後方支援連隊
第2整備大隊
高射直接支援隊
東北方面特科隊
東北方面特科連隊
第1特科大隊
第3特科大隊
東北方面後方支援隊
第305特科直接支援中隊
郡山派遣隊
第1特科直接支援小隊
第3特科直接支援小隊
東北方面会計隊
第387会計隊
郡山派遣隊
東北方面システム通信群
第103基地システム通信大隊
第315基地通信中隊
郡山派遣隊
郡山駐屯地業務隊

防衛大臣直轄部隊等

東北方面警務隊
第124地区警務隊
郡山連絡班
防衛省
東北防衛局
郡山防衛事務所

主要幹部

（具体的な役職と氏名は、組織の改編により変動するため、ここでは割愛します。）

最寄の幹線交通

高速道路: 東北自動車道郡山IC、郡山中央スマートIC
一般道: 国道4号、国道49号、福島県道6号郡山湖南線、福島県道29号長沼喜久田線、福島県道37号白河羽鳥線、福島県道55号郡山矢吹線、福島県道57号郡山大越線
鉄道: JR東日本東北本線/水郡線/磐越西線/磐越東線 郡山駅
港湾: 小名浜港（重要港湾）
飛行場: 福島空港（第三種空港）

重要施設

広野火力発電所（広野町）
勿来発電所（いわき市）
須賀川変電所（須賀川市）
いわき変電所（いわき市）
奥川開閉所（耶麻郡西会津町）
小名浜東西オイルターミナル（いわき市）
東京航空局いわき航空路監視レーダー事務所（いわき市）

年間主要行事

自衛隊郡山音楽祭
創立記念式典
駐屯地夏祭り
円谷駅伝
駐屯地司令杯バレーボール大会
駐屯地司令杯ソフトボール大会

関連項目

2022年に発覚した自衛隊での性被害

外部リンク

郡山駐屯地
* 陸上自衛隊郡山駐屯地（@Camp_Koriyama） - twitter

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