阪東橋駅

阪東橋駅について

阪東橋駅は、神奈川県横浜市中区弥生町5丁目に位置する、横浜市営地下鉄ブルーライン（1号線）の駅です。駅番号はB15で、横浜市内の主要な駅の一つとして利用されています。この駅は、かつて横浜市の商業の中心地として栄えた伊勢佐木町の南西側に位置しており、周辺は商業施設や住宅地が混在するエリアとなっています。

概要

阪東橋駅は、戦後から間もない時期まで横浜市の商業の中心地であった伊勢佐木町の南西に位置しています。地下鉄建設に伴い、かつてこの地を流れていた吉田川と新吉田川が埋め立てられ、その跡地に駅が建設されました。駅の地上部には、関内駅から当駅まで続く長い帯状の公園である大通り公園が整備されており、駅の南西側には阪東橋公園や首都高速神奈川3号狩場線の阪東橋出入口があります。

また、駅ホームの一部と第1出入口、第4出入口は、横浜市南区高根町に位置しています。阪東橋駅と隣の吉野町駅との駅間距離は500mで、ブルーラインの中で最も短い区間となっています。

歴史

阪東橋駅は、1972年（昭和47年）12月16日に開業しました。その後、2007年（平成19年）6月9日にはホームドアの使用が開始され、安全性が向上しました。2012年（平成24年）4月10日からは、docomo Wi-Fiによる公衆無線LANサービスが開始され、駅利用者の利便性が向上しました。

駅名の由来

阪東橋駅の駅名は、かつてこの場所にあった橋の名前から取られています。現在、地下鉄が通っている箇所の上部は大通り公園として整備されていますが、地下鉄建設前には吉田川と新吉田川という二つの川が流れていました。阪東橋は、その川に架かっていた橋の名前で、1972年に廃止されるまで横浜市電の電停名としても使用されていました。

駅構造

阪東橋駅は、島式ホーム1面2線の地下駅です。この構造は、駅の両側から電車が発着できるため、効率的な運行が可能です。

のりば

※路線名は旅客案内上の名称（愛称）で記載しています。

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は21,424人（乗車人員：10,820人、降車人員：10,604人）です。近年、1日平均乗降・乗車人員は安定しており、地域住民の重要な足となっています。

駅周辺

阪東橋駅の周辺には、以下の施設や商店街があります。

京急本線 黄金町駅
大通り公園（西端）
イセザキモール（西端）
横浜橋通商店街
三吉橋通商店街
三吉演芸場
曙町風俗街
横浜市立大学附属市民総合医療センター
国道16号
首都高速道路阪東橋出入口
南区総合庁舎（南区役所）
横浜浦舟郵便局
横浜吉野町郵便局
サミットストア 横浜曙町店

バス路線

阪東橋駅周辺には、複数のバス停があり、横浜市営バス、神奈川中央交通、相鉄バスが運行しています。

阪東橋
鎌倉街道東方向
横浜市営バス：32, 79, 113
神奈川中央交通：戸03, 東06, 船20, 戸45, 横43, 横44, 港61
相鉄バス：旭4
鎌倉街道西方向（3A出入口側）
横浜市営バス：79, 113, 199
神奈川中央交通：戸03, 横43, 横44, 戸45, 船20, 港61
藤棚浦舟通り北方向
横浜市営バス：32, 68, 102
相鉄バス：旭4
藤棚浦舟通り南方向（1B出入口側）
横浜市営バス：68, 102, 199
神奈川中央交通：戸45
相鉄バス：旭4
白妙町
藤棚浦舟通り北方向（4番出入口側）
横浜市営バス：68, 102
藤棚浦舟通り南方向
横浜市営バス：68, 102, 199
神奈川中央交通：戸45
相鉄バス：旭4

隣の駅

横浜市営地下鉄 ブルーライン（1号線）
■快速：通過
■普通：吉野町駅 (B14) - 阪東橋駅 (B15) - 伊勢佐木長者町駅 (B16)

その他

桂歌丸：落語家。当駅付近の真金町出身で、2018年に亡くなるまで生涯に渡って住居を構えていました。その縁もあり、2003年に横浜市営地下鉄で「全席優先席」制度が施行された際、駅構内などでその旨を知らせるアナウンスに起用されました。

外部リンク

* 横浜市交通局 阪東橋駅

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