鹿島田駅

鹿島田駅

鹿島田駅（かしまだえき）は、神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）南武線の駅です。駅番号はJN04です。この駅は、地域住民にとって重要な交通拠点としての役割を担っています。

歴史

鹿島田駅の歴史は、1927年（昭和2年）に南武鉄道の停留場として開業したことに始まります。当時の駅名は鹿島田停留場でした。

1927年（昭和2年）3月9日: 南武鉄道川崎駅 - 登戸駅間が開通した際に、鹿島田停留場として開設されました。
1944年（昭和19年）4月1日: 南武鉄道が国有化され、駅に昇格。運輸通信省南武線の鹿島田駅となりました。
1945年（昭和20年）1月23日: 貨物取扱を開始しました。
1973年（昭和48年）2月1日: 貨物取扱を廃止。かつては付近の日立製作所工場まで専用線が伸び、貨物輸送が行われていました。
1987年（昭和62年）4月1日: 国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。
1989年（平成元年）3月29日: 現在の橋上駅舎に改築されました。
1993年（平成5年）5月26日: 自動改札機が設置され、供用が開始されました。
2001年（平成13年）11月18日: ICカード「Suica」の利用が開始されました。
2004年（平成16年）7月28日: 駅ビル「エキスト」が開業しました。
2011年（平成23年）4月9日: 復活した南武線快速の停車駅となりました。快速の運行は同年3月12日に開始予定でしたが、東日本大震災の影響で延期されました。
2024年（令和6年）10月9日: スマートホームドアの使用が開始される予定です。

駅名の由来

駅名は、駅設置当時の大字名に由来しています。駅開設当時の地名は橘樹郡日吉村であり、「鹿島田」の由来については「鹿島田#歴史」を参照してください。

駅構造

鹿島田駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備えています。各ホームと改札階の間には、上りエスカレーターとエレベーターが設置されており、バリアフリーにも配慮されています。

川崎統括センター（武蔵小杉駅）が管理しており、JR東日本ステーションサービスに業務委託されている駅です。駅には、みどりの窓口、自動券売機、多機能券売機、指定席券売機、自動改札機、自動精算機が設置されています。トイレは改札内にあり、オストメイト対応の多機能トイレも併設されています。

のりば

駅のホームは2面あり、以下の通りです。

1番線：川崎方面
2番線：立川方面

利用状況

2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は16,226人です。2015年度（平成27年度）には快速通過駅の矢向駅を上回りましたが、2020年度（令和2年度）に再び下回りました。

1995年度（平成7年度）以降の利用状況の推移は、以下の通りです。

駅周辺

駅舎のコンコースからは、駅ビル「EKiST」（エキスト）の3階へ直接つながっています。駅の西側にはJR横須賀線の新川崎駅が約500mの距離にありますが、制度上の乗り換え駅には指定されていません。2010年3月13日以降は、横須賀線用ホームが開業した武蔵小杉駅が南武線との乗り換え駅として指定されています。駅舎から駅前再開発ビル（サウザンドモール）までは、ペデストリアンデッキが整備されており、2016年には西側のパークタワー新川崎、新川崎スクエアを経由して新川崎駅手前まで繋がるデッキが完成しました。

駅周辺の主な施設

西側: 鹿島田、新川崎、小倉方面
東側: 塚越、平間、古市場方面

バス路線

駅周辺には、川崎鶴見臨港バスなどのバス路線が運行されています。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

南武線

■快速: 川崎駅 (JN 01) - 鹿島田駅 (JN 04) - 武蔵小杉駅 (JN 07)
■各駅停車: 矢向駅 (JN 03) - 鹿島田駅 (JN 04) - 平間駅 (JN 05)

脚注

記事本文

JR東日本の統計データ
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
神奈川県県勢要覧

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
川崎歴史ガイド
鹿島田

外部リンク

駅の情報（鹿島田駅）：JR東日本
* 川崎鶴見臨港バス

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