えびのインターチェンジ

えびのインターチェンジ：九州自動車道の要衝

[宮崎県]]えびの市に位置するえびのインターチェンジ]は、[九州自動車道]を構成する重要な[[インターチェンジです。八代JCTからえびのICまでの区間は、肥後トンネルや加久藤トンネルといった、全長5kmを超える長大なトンネルが複数存在するため、危険物の積載車両の通行は禁止されています。これらの車両は、国道221号または南九州西回り自動車道と国道268号を経由して迂回することになります。

えびのJCTから鹿児島方面への区間が開通するまでは、宮崎自動車道のインターチェンジとして機能していました。現在でも、料金所施設内には宮崎県警察高速道路交通警察隊のえびの分駐隊が併設され、安全確保に貢献しています。

歴史と変遷

えびのICの歴史は、九州自動車道の整備と深く関わっています。

昭和51年'>[1976年]3月4日：えびのICからえびのJCT、高原IC間が開通。当時は宮崎自動車道の一部として扱われていました。
昭和56年'>[1981年]10月1日：えびのJCTから栗野ICが開通したことに伴い、九州自動車道のICとなりました。
[1995年]7月27日：人吉IC(人吉仮出入口)からえびのIC間が開通し、九州自動車道が全線開通。これにより、青森県から鹿児島県までを結ぶ高速道路網が完成しました。

近年では、国土交通省による社会実験の一環として、高速道路の一時退出実験が実施されています。

[2018年]3月24日：ETC2.0搭載車限定で、えびのICで高速道路を一時退出後、隣接する道の駅えびのに立ち寄り、1時間以内に同じICから再流入した場合、高速道路を降りずに目的地まで利用した場合と同じ料金となる実験を開始。
令和2年'>[2020年]3月27日：一時退出可能な時間を1時間以内から3時間以内に延長。
令和4年'>[2022年]7月1日：一時退出可能な時間を3時間以内から2時間以内に変更。

料金所と接続道路

えびのICの料金所は、入口2ブース(ETC専用1、ETC/一般1)、出口3ブース(ETC専用1、一般2(自動精算機あり))の計5ブースで構成されています。接続道路は国道268号です。

また、バス停留所は本線車道からランプウェイに入り、料金所を通らずに停車できる構造となっており、両方向で同じ設備が利用可能です。えびのIC前の国道268号上には、宮崎交通のバス停「えびのインター前」も設置されています。

周辺情報

えびのIC周辺には、宮崎県警察高速道路交通警察隊えびの分駐隊、道の駅えびの、JAえびのライスセンター、えびの高原、京町温泉などの施設があります。

隣接するインターチェンジ

えびのICに隣接するインターチェンジは、人吉IC/TB(廃止)、人吉球磨スマートIC、人吉仮出入口(廃止)、えびのPA、えびのJCTです。

まとめ

えびのICは、九州自動車道の重要な拠点として、交通の要衝を担っています。長大なトンネルの存在や、高速道路一時退出実験など、特徴的な側面も持ち合わせています。周辺には観光地や地元の産業施設も点在しており、地域の経済活性化にも貢献していると言えるでしょう。

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