まんがことわざ事典

まんがことわざ事典

『まんがことわざ事典』は、電通が企画し、テレビ東京（1981年9月までは東京12チャンネル）と土田プロダクションが共同製作したテレビアニメです。1980年10月11日から1982年6月27日まで、テレビ東京で放送されました。

概要

物語の舞台となる町には、科学者の難邪博士と大家族の山野一家、そして山野一家を利用して博士の土地を奪おうとする悪徳不動産屋の土賀一家が暮らしています。物語は、彼らが巻き起こす様々な騒動を、難邪博士が豊富なことわざの知識を駆使して解決していくという、ホームコメディタッチの教養アニメです。

本作は、『サザエさん』のように複数の短編から構成されるオムニバス形式を採用しています。通常、30分のアニメ番組では2話または3話が放送されることが多いですが、本作は30分で4話という短いエピソードを放送していたのが特徴です。

放送時間

テレビ東京での放送時間

土曜 19:30 - 20:00 （1980年10月11日 - 1981年3月）
日曜 09:00 - 09:30 （1981年4月 - 1982年6月27日）

主な登場人物

難邪 問左ェ門（なんじゃ もんざえもん）博士: 本作の主人公。様々な出来事をことわざを使って解説します。山野家に間借りしている60歳の科学者です。
山野一家: 難邪博士の近所に住む大家族。フクロウ・トキ夫婦を筆頭に、家族の名前は全て鳥に由来しています。ことわざの解説シーンにも登場します。
山野 フクロウ: 山野一家の主で長老。難邪博士とは昔は親友でしたが、現在は疎ましく思っており、その感情を金造に利用されています。60歳。
山野 トキ: フクロウの妻。57歳。
山野 タカオ: フクロウ・トキ夫婦の長男。35歳。
山野 ツグミ: タカオの妻。32歳。
山野 ツルオ: 次男でサラリーマン。31歳。
山野 チドリ: 長女。解説シーン後に登場し、難邪博士とことわざについて会話することが多く、日常場面では山野家の中で最も登場回数が多い、準主人公的な存在。ズボンを着用していることが多く、スカート姿はあまり見られません。19歳。
山野 カモサブロウ: 三男で学生。15歳。
山野 カッコ: タカオ・ツグミ夫婦の長女（フクロウ・トキ夫婦の孫、ツルオ・チドリ・カモサブロウの姪）。10歳。
山野 ガンタ: タカオ・ツグミの長男で、カッコの弟。7歳。
山野 ハトコ: タカオ・ツグミの次女で、一家の末っ子。5歳。
土賀 金造（つちが きんぞう）: 難邪博士と山野家の近所に住む悪徳不動産屋。難邪博士を立ち退かせてビルを建設しようと企んでおり、そのためにフクロウを利用しています。妻子持ち。解説シーンにも登場します。50歳。

キャスト

難邪博士: 宮内幸平
フクロウ: 八奈見乗児
トキ: 野村道子
タカオ: 野田圭一
ツグミ: 増山江威子
ツルオ: 佐藤正治
チドリ: 杉山佳寿子
カモサブロウ: はせさん治
カッコ: 中野聖子
ガンタ: 間嶋里美
ハトコ: 三田ゆう子
金造: 雨森雅司

スタッフ

企画: 坂梨港（電通）
監修: 長野千寿（上越教育大学学長）
プロデューサー: 江津兵太（東京12チャンネル→テレビ東京）、坂梨港（電通）、篠原通男（電通）、茂垣弘道（土田プロダクション）
チーフディレクター: 近藤英輔
キャラクターデザイン: 光延博愛
作画監督: 谷田部雄次
作画監督助手: 並木正人
美術監督: 古谷彰、小川一衛
色指定: 小杉峰代
撮影監督: 金子仁（東京アニメーション・フィルム）
編集: 岡安肇、小野寺桂子
音楽: すぎやまこういち、高田弘
音響監督: 藤山房延

主題歌

オープニングテーマ: 「今日もピカピカ」
作詞: 岡田冨美子 / 作曲: すぎやまこういち / 編曲: 高田弘 / 歌: 子門真人、サカモト児童合唱団
エンディングテーマ: 「四季の手紙」
作詞: 岡田冨美子 / 作曲: すぎやまこういち / 編曲: 高田弘 / 歌: 子門真人

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