や

「や」について

「や」は、日本語の音節の一つであり、仮名文字の一つです。1モーラを形成し、五十音図においては、第8行第1段（や行あ段）に位置しています。

概要

現代標準語における「や」の音韻は、1つの子音と1つの母音からなる/ya/という音です。具体的には、母音「い」/i/を発音する際の口の構えから始まる半[[母音]]である有声子音/y/と、母音「あ」が組み合わさって構成されます。国際音声記号では、子音は硬口蓋接近音[j]で表記されます。

五十音順では36番目に位置し、いろは順では29番目、「く」の次、「ま」の前に配置されます。

平仮名の「や」の字形は、「也」の草体から来ています。片仮名の「ヤ」の字形も同様に「也」の草体に基づくと考えられていますが、一部にはその略体とする説もあります（『広辞苑』第6版参照）。

ローマ字表記は「ya」であり、点字、通話表では「大和のヤ」、モールス信号では「・－－」、手旗信号では8→4で表されます。

発音

「や」の発音は、そのまま「や」です。

用法

「や」は、主に「い」段の文字の後ろに続いて、拗音を構成する際に用いられます。この際、「や」は一般的に「ゃ」のように小さく書かれます。また、「テャ」「デャ」のように表記する場合は、「て」「で」の子音に直接「や」の音を続けて発音する音（/tja/, /dja/）を表します。

平仮名の「や」の字形には、上が離れている字体（例：）と続いている字体（例：）があります。ゴシック体や多くの明朝体では前者が、草書体や一部の明朝体では後者が用いられます。

「や」に関するその他の情報

• - 鉄道車両の記号として「ヤ」が使われる場合、これは職用車（役所の「ヤ」）を意味します。
• - 相撲の星取表において「や」は、休場や取り組みがない状態（主に幕下以下の力士）を示す記号として用いられます。
• - 1934年にデビューした競走馬に「ヤ」という名前の馬がいました。（「矢」が語源です。）

出典

• - Wikipedia:索引 や

関連項目

• - 五十音
• - 平仮名
• - 片仮名
• - 拗音
• - ローマ字
• - 点字
• - モールス信号
• - 手旗信号

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