アイランドエアー

アイランドエアー（Hawaii Island Air, Inc.）は、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルルに拠点を置く航空会社です。主にハワイ諸島間の旅客輸送をプロペラ機で行っています。コンチネンタル航空、ハワイアン航空、ユナイテッド航空との間でコードシェア便を運航しており、これらの航空会社とのマイレージサービス提携も行っています。かつてはアロハ航空ともマイレージサービス提携を結んでいましたが、アロハ航空が旅客路線運航を停止した2008年3月31日に提携は終了しました。

創設と発展

アイランドエアーの歴史は1980年にコロラド州の企業によって始まりました。当初はプリンスヴィル航空という名称で、DHC-6型機を8機保有し、ホノルル国際空港とカウアイ島のプリンスヴィル空港を結ぶ路線を運航していました。1987年にはアロハ航空グループに売却され、アロハ・アイランドエアーへと名称を変更。アロハ航空がボーイング737では運航できないコミューター路線を担いました。

1992年にはアイランド・エアーという名称を商標登録し、1995年には連邦航空局の許認可を得てDHC-8型機を導入しました。2003年12月には、Gavarnie Holding, LLCがアロハ航空グループからアイランドエアーを買収することを発表し、翌2004年5月11日に買収が完了。これにより、ハワイ州で3番目に大きな独立航空会社となり、社名もHawaii Island Air, Incに変更されましたが、航空会社名としては「アイランドエアー」の呼称が継続されました。

現在の就航状況

2009年現在、アイランドエアーはホノルル国際空港、リフエ空港（カウアイ島）、モロカイ空港（モロカイ島）、ラナイ空港（ラナイ島）、カフルイ空港、カパルア空港（共にマウイ島）、コナ国際空港、ヒロ国際空港（共にハワイ島）の8つの空港に就航しています。

ラリー・エリソンによる買収

2013年2月27日、アイランドエアーが、同社便も就航しているラナイ島の98%の土地を個人所有するオラクルCEOのラリー・エリソンによって買収されたことが発表され、大きな話題となりました。

機材

2016年1月時点では、以下の機材を保有していました。

DHC-8型機

参考文献

Walker, Richard (2006年3月22日). “Island Air shows off its colorful new Q400”. Honolulu Star-Bulletin.
Kubota, Lisa (2006年3月21日). “Island Air Launches New Look”. KGMB.

関連項目

航空会社の一覧
ハワイ諸島
ハワイ・ウィンターリーグ

外部リンク

アイランドエアー公式サイト（英語）
Island Air's history

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