アナハイム・ラボラトリー・ログ

アナハイム・ラボラトリー・ログ (ANAHEIM LABORATORY LOG)

『アナハイム・ラボラトリー・ログ』は、ガンダムシリーズに関連するメカニックデザインのプロジェクトで、矢立文庫にて連載されています。この作品では、メカデザインを担当する瀧川虚至、夏元雅人、岡正信が、それぞれのテクノロジーを活かして描いた新型モビルスーツの姿が展開されます。また、ストーリーは石井誠と高村泰稔が作り上げています。2016年11月19日からスタートし、2017年6月22日には第8回が配信されましたが、その後は休載状態となっています。

あらすじ

物語は宇宙世紀0100年に設定され、アナハイム・エレクトロニクスのラボで発見された未公表の新型モビルスーツに関する試作報告や実験レポートが中心に描かれます。これらの報告書は、アナハイムが開発してきたさまざまな技術と機体に関する裏の記録であり、「アナログ」とも呼ばれる存在です。これにより、過去に失われたと思われていたモビルスーツたちの隠された物語が明らかになり、新たな視点が提供されます。

作品リスト

この連載には、さまざまなエピソードがあり、各回ごとに異なる兵器が登場します。

第1話：消えた赤い機体

UC0087年の11月16日、ダカール演説を受け、エゥーゴとティターンズの戦争が激化します。エゥーゴはアナハイムの支援を受けて戦力を増強し、赤色に塗装されたガンダムMk-IIIの8号機を秘密裏に輸送するため、クワトロ大尉が指揮する部隊が出動します。しかし、途中でデラーズ・フリートの痕跡を追うアクシズの部隊に遭遇します。

登場する兵器:

- MSF-007 ガンダムMk-III 8号機
- RGM-79R ジムII（ネモカラー）
- RGM-79N ジム・カスタム（エゥーゴ仕様）
- MS-14J リゲルグ（一般機）
- MS-21D1 ドラッツェ改

第2話：アクシズからの帰還

UC0084年9月、地球連邦軍が地球圏へ近づく船団への警戒を強化しています。一方、ティターンズ第7小隊は不審なモビルスーツ部隊の接近を受け、スクランブル発進します。そこには2機のガルバルディと赤いドムが待ち構えていました。

登場する兵器:

- MS-09RSS ドワス改
- MS-17 ガルバルディα
- MS-17R 高機動型ガルバルディα
- RGM-79EW EWACジム

第3話：MS新時代に向けた飛翔

UC0085年、可変モビルスーツの登場に驚愕し、エゥーゴとアナハイムは独自の開発計画を開始します。しかし、強度の問題から非可変MSの百式に発展します。さらに、メタスプロジェクトが始まり、複数の可変機が開発されます。

登場する兵器:

- MSA-005X-1 メタスX-1
- MSA-005X-2 メタスX-2
- MSA-005X-3 メタスX-3

第4話：メガライダー最終試験

UC0088年、戦況の変化に合わせてアナハイム社が設計したメガライダーが最終テストを迎えます。試験中に突発的なトラブルが発生し、緊迫した状況が描かれます。

登場する兵器:

- FXA-08R-X1 プロト・メガライダー
- RGM-79C ジム改（エゥーゴ仕様）

ガンプラ

この作品に基づいて、実際のガンプラも販売されています。特に、2018年6月にはガンダムMk-III 8号機がバンダイ公式通販サイトでリリースされました。

脚注と外部リンク

作品の詳細は、矢立文庫の公式サイトで紹介されています。

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