クレイジーアクセル

クレイジーアクセル：地方競馬の女王

クレイジーアクセルは、日本の地方競馬を舞台に活躍した競走馬です。2017年のデビューから、数々の重賞競走を制覇し、2019年にはNARグランプリ4歳以上最優秀牝馬に選出されるなど、輝かしい成績を残しました。そのスピードとスタミナ、そして勝負強いレース運びは、多くの競馬ファンを魅了しました。

華々しいデビューと重賞制覇

2017年7月、大井競馬場での2歳新馬戦でデビューを飾ると、見事1着を獲得。その後も順調に勝ち星を重ね、2018年には東京湾カップで重賞初制覇を達成します。この勝利は、クレイジーアクセルの才能を世に知らしめる大きな転機となりました。

続く関東オークスでは3着と健闘。秋シーズンには、戸塚記念で3着、サルビアカップとロジータ記念では2着と好成績を残し、高い競争力を示しました。

4歳時：地方競馬の頂点へ

4歳となった2019年は、さらなる飛躍の年となりました。TCK女王盃やエンプレス杯ではやや低迷しましたが、7月のノースクイーンカップでは見事勝利。続くビューチフルドリーマーカップでも逃げ切り勝ちを収め、重賞連勝を達成しました。

そして、12月のクイーン賞。クレイジーアクセルは、2着馬に2馬身半差をつける圧勝で、2011年のクラーベセクレタ以来となる地方馬によるクイーン賞制覇を成し遂げました。この勝利は、クレイジーアクセルの地方競馬における地位を不動のものにしました。

NARグランプリ4歳以上最優秀牝馬

2019年、クレイジーアクセルはダートグレード競走と地方全国交流重賞で3勝を挙げ、GRANDAME-JAPAN2019の古馬シリーズで優勝。その活躍は高く評価され、NARグランプリ2019では4歳以上最優秀牝馬に選出されました。地方競馬を代表する名牝として、その名を歴史に刻むこととなりました。

引退と未来

2020年、クレイジーアクセルは惜しまれつつも競走馬登録を抹消。5年間の輝かしい競走生活に幕を閉じました。その活躍は、多くの競馬ファンに感動と記憶として刻まれています。

血統

クレイジーアクセルの血統背景にも注目に値する点があります。3代母エアラグドールの半妹には、重賞4勝を挙げたダイヤモンドビコーがいます。また、ラッキーライラック、アエロリット、ミッキーアイルといった活躍馬も近親に存在します。この優れた血統が、クレイジーアクセルの競走能力の基礎を築いたと言えるでしょう。

クレイジーアクセルは、その類まれなスピードとスタミナ、そして勇敢なレース運びで、地方競馬の歴史に大きな足跡を残した名牝です。その活躍は、これからも多くの競馬ファンに語り継がれることでしょう。

もう一度検索