李東勲

李東勲（イ・ドンフン）について

李東勲（イ・ドンフン、이동훈、1998年2月4日 - ）は、韓国出身の囲碁棋士です。全羅北道全州市で生まれ、韓国棋院に所属しています。その実力は九段に達し、数々の棋戦で目覚ましい成績を収めています。

プロ入りと初期の活躍

李東勲は、2009年に大韓生命杯子供国手戦最強部で優勝し、その才能を早くから示しました。2011年には初段となり、プロ棋士としてのキャリアをスタートさせます。同年にはKC&A新人王戦で準優勝を果たし、将来を嘱望される若手棋士として注目を集めました。2012年にはBCカード杯に出場するなど、早くから国際棋戦にも挑戦しています。

国内外での実績

2013年には、GSカルテックス杯でベスト8に進出し、メジオン杯オープン新人王戦では準優勝となりました。さらに、アジアインドア・マーシャルゲームズでは男子団体戦で金メダル、個人戦で銅メダルを獲得するという素晴らしい成績を収めました。2014年には名人戦で準優勝し、四段に昇段しました。

2015年は李東勲にとって飛躍の年となりました。KBS杯決勝で朴廷桓を破って優勝し、五段に昇段しました。また、テレビ囲碁アジア選手権戦でベスト4、GSカルテックス杯でベスト4、グロービス杯戦で4位、利民杯戦で準優勝、LG杯世界棋王戦でベスト16と、国内外の棋戦で大活躍しました。2016年にはGSカルテックス杯で優勝し、八段に昇段しました。LG杯、百霊愛透杯、三星火災杯でもベスト16に進出するなど、国際棋戦でもその実力を発揮しました。2017年には九段に昇段し、トップ棋士としての地位を確立しました。

近年の活躍

2019年にはマキシムコーヒー杯で準優勝、国手山脈杯でベスト8に進出しました。韓国囲碁リーグでは、2012年に新人賞を獲得し、その後も安定した成績を収めています。また、中国囲棋リーグにも積極的に参加し、乙級リーグでは2013年に6勝1敗、甲級リーグでは2014年から毎年好成績を収めています。韓国棋士ランキングでは2016年に8位、2018年には5位にランクインするなど、常にトップレベルを維持しています。

タイトル歴

2015年：KBS杯バドゥク王戦
2016年：GSカルテックス杯プロ棋戦

その他の棋歴

国際棋戦

国手山脈杯国際囲棋戦 世界プロ最強戦 ベスト8（2019年）
LG杯世界棋王戦 ベスト16（2015年、2016年、2020年）
百霊愛透杯世界囲碁オープン戦 ベスト16（2016年）
三星火災杯世界囲碁マスターズ ベスト16（2016年）
天府杯世界囲碁プロ選手権戦 ベスト16（2018年）
利民杯世界囲碁星鋭最強戦 準優勝（2015年）
グロービス杯世界囲碁U-20 4位（2015年、2018年）
IMSAエリートマインドゲームズ 男子団体戦優勝（2016年）
おかげ杯国際新鋭対抗戦 団体戦準優勝（2016年）
農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦（2012年、2016年、2019年出場）
バッカス杯韓・中未来天元戦（2015年）
アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ 男子団体戦金メダル、個人戦銅メダル（2013年）
金竜城杯世界囲碁団体選手権 優勝（2015年）
四城市囲碁新鋭対抗戦（2015年）

国内・その他棋戦

KC&A新人王戦 準優勝（2011年）
メジオン杯オープン新人王戦 準優勝（2013年）
名人戦 準優勝（2014年）
マキシムコーヒー杯入神連勝最強戦 準優勝（2019年）

韓国囲碁リーグ

2012年：10-8、新人賞
2013年：3-8
2014年：2-7
2016年：7-8
2017年：9-6
2018年：8-5
2019-20年：10-3
2020-21年：9-5

中国囲棋甲級リーグ戦

2013年：乙級（6-1）
2014年：7-3
2015年：7-5
2016年：9-4
2017年：6-6
2018年：10-2
2019年：8-4
2020年：8-5

まとめ

李東勲は、その若さにも関わらず、国内外の数々の棋戦で目覚ましい活躍を見せている実力派棋士です。今後も彼の活躍から目が離せません。

参考資料

『囲碁年鑑』日本棋院 2015年
[韓国棋院]]「[이동훈(李東勳)

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