ゲームのるつぼ
日本のゲームソフトウェア開発企業として知られるゲームのるつぼ有限会社は、1994年に設立されました。創業者は橋本雅俊氏で、彼はそれ以前からアーケードゲームの移植などで実績を積んでいた技術者集団「るつぼチーム」を法人化する形で同社を立ち上げました。
設立前の「るつぼチーム」には、橋本氏の他、向頭真一郎氏、松島徹氏、前田武志氏、naz氏、Cφ氏、K.Hayashi氏、Yamamoto.K氏、そして謎のM氏といった面々が名を連ねていました（順不同）。中でも松島徹氏は、中学生にしてPC-6001シリーズへ『ゼビウス』や『スペースハリアー』といった当時の人気アーケードゲームを移植したという伝説的なエピソードを持つ人物として知られています。
会社設立当初は、セガ・エンタープライゼス（現：セガ）の専属開発部隊として活動を開始しました。1990年代から2000年代にかけては、シャープX68000などのパソコンや、セガサターン、ドリームキャストといった家庭用ゲーム機向けに、多数のアーケードゲームタイトルの移植開発を請け負い、高度な移植技術で評価を得ました。
後にセガから独立した同社は、現在ではゲーム用ネットワークシステムやサーバーシステムなど、より幅広い分野の開発にも携わっています。事業形態としては下請け開発が中心であるため、クライアントとの契約上の理由から、開発に関わった作品名を公式に公表できないケースが多いのが現状です。しかしながら、自社ウェブサイト等で公表されているタイトルや、関係者の証言などから関与が確認されている作品も存在します。
近年関わったことが公表されている主なタイトルとしては、アーケードゲームの『機動戦士ガンダム 戦場の絆』や『ドラゴンクロニクルオンライン 天空大決戦』などがあります。また、2010年に稼働を開始したアーケード格闘ゲーム『エヌアイン完全世界』では、「るつぼゲームワークス」名義で開発に参加していることが確認されています。
なお、設立メンバーの一部である橋本雅俊氏らがスピンアウトする形で、有限会社ゴッチテクノロジーが設立されています。
ゲームのるつぼ有限会社およびその前身チームが開発・移植を手がけた主な作品の一部を以下に挙げます。
X68000
ビデオゲームアンソロジーシリーズ
Vol.1 テラクレスタ / ムーンクレスタ（日本物産）
Vol.2 チェルノブ ～戦う人間発電所～（データイースト）
Vol.3 スターフォース（テーカン）
Vol.4 リブルラブル（ナムコ）
Vol.5 クレイジークライマー / クレイジークライマー2（日本物産）
Vol.6 ぶたさん（ジャレコ）
Vol.7 ドラゴンバスター（ナムコ）
Vol.8 エキサイティングアワー / 出世大相撲（テクノスジャパン）
Vol.9 アルゴスの戦士（テクモ）
Vol.10 Mr.Do! / Mr.Do! v.s UNICORNS（ユニバーサル）
スーパー32X
スペースハリアー
アフターバーナーコンプリート
セガサターン
X-MEN Children of The Atom
ザ・キング・オブ・ファイターズ'95
スペースハリアー
アフターバーナーII
アウトラン
SEGA AGES Volume 1（スペースハリアー、アフターバーナーII、アウトランの3本パック）
ファンタジーゾーン
ファイターズヒストリーダイナマイト
X-MEN VS. STREET FIGHTER
ドリームキャスト
ストリートファイターIII W IMPACT
スペースハリアー（シェンムー内ミニゲーム）
アフターバーナー（シェンムー内ミニゲーム）
アウトラン（シェンムー内ミニゲーム）
パワードリフト（鈴木裕ゲームワークスVol.1付録GD-ROMに収録）
ティンクルスタースプライツ
アーケード
機動戦士ガンダム 戦場の絆
ドラゴンクロニクルオンライン 天空大決戦
エヌアイン完全世界
PS Vita
特攻空母ベルーガ
このリストは公表されている情報に基づく一部であり、実際にはさらに多くのプロジェクトに関与している可能性が高いです。本社は設立当初大阪府に置かれましたが、2020年時点では東京都品川区に移転しています。
外部リンク
ゲームのるつぼ有限会社 公式ウェブサイト
設立前の「るつぼチーム」には、橋本氏の他、向頭真一郎氏、松島徹氏、前田武志氏、naz氏、Cφ氏、K.Hayashi氏、Yamamoto.K氏、そして謎のM氏といった面々が名を連ねていました（順不同）。中でも松島徹氏は、中学生にしてPC-6001シリーズへ『ゼビウス』や『スペースハリアー』といった当時の人気アーケードゲームを移植したという伝説的なエピソードを持つ人物として知られています。
会社設立当初は、セガ・エンタープライゼス（現：セガ）の専属開発部隊として活動を開始しました。1990年代から2000年代にかけては、シャープX68000などのパソコンや、セガサターン、ドリームキャストといった家庭用ゲーム機向けに、多数のアーケードゲームタイトルの移植開発を請け負い、高度な移植技術で評価を得ました。
後にセガから独立した同社は、現在ではゲーム用ネットワークシステムやサーバーシステムなど、より幅広い分野の開発にも携わっています。事業形態としては下請け開発が中心であるため、クライアントとの契約上の理由から、開発に関わった作品名を公式に公表できないケースが多いのが現状です。しかしながら、自社ウェブサイト等で公表されているタイトルや、関係者の証言などから関与が確認されている作品も存在します。
近年関わったことが公表されている主なタイトルとしては、アーケードゲームの『機動戦士ガンダム 戦場の絆』や『ドラゴンクロニクルオンライン 天空大決戦』などがあります。また、2010年に稼働を開始したアーケード格闘ゲーム『エヌアイン完全世界』では、「るつぼゲームワークス」名義で開発に参加していることが確認されています。
なお、設立メンバーの一部である橋本雅俊氏らがスピンアウトする形で、有限会社ゴッチテクノロジーが設立されています。
主な開発・移植作品
ゲームのるつぼ有限会社およびその前身チームが開発・移植を手がけた主な作品の一部を以下に挙げます。
X68000
ビデオゲームアンソロジーシリーズ
Vol.1 テラクレスタ / ムーンクレスタ（日本物産）
Vol.2 チェルノブ ～戦う人間発電所～（データイースト）
Vol.3 スターフォース（テーカン）
Vol.4 リブルラブル（ナムコ）
Vol.5 クレイジークライマー / クレイジークライマー2（日本物産）
Vol.6 ぶたさん（ジャレコ）
Vol.7 ドラゴンバスター（ナムコ）
Vol.8 エキサイティングアワー / 出世大相撲（テクノスジャパン）
Vol.9 アルゴスの戦士（テクモ）
Vol.10 Mr.Do! / Mr.Do! v.s UNICORNS（ユニバーサル）
スーパー32X
スペースハリアー
アフターバーナーコンプリート
セガサターン
X-MEN Children of The Atom
ザ・キング・オブ・ファイターズ'95
スペースハリアー
アフターバーナーII
アウトラン
SEGA AGES Volume 1（スペースハリアー、アフターバーナーII、アウトランの3本パック）
ファンタジーゾーン
ファイターズヒストリーダイナマイト
X-MEN VS. STREET FIGHTER
ドリームキャスト
ストリートファイターIII W IMPACT
スペースハリアー（シェンムー内ミニゲーム）
アフターバーナー（シェンムー内ミニゲーム）
アウトラン（シェンムー内ミニゲーム）
パワードリフト（鈴木裕ゲームワークスVol.1付録GD-ROMに収録）
ティンクルスタースプライツ
アーケード
機動戦士ガンダム 戦場の絆
ドラゴンクロニクルオンライン 天空大決戦
エヌアイン完全世界
PS Vita
特攻空母ベルーガ
このリストは公表されている情報に基づく一部であり、実際にはさらに多くのプロジェクトに関与している可能性が高いです。本社は設立当初大阪府に置かれましたが、2020年時点では東京都品川区に移転しています。
外部リンク
ゲームのるつぼ有限会社 公式ウェブサイト
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