コスモライン (鹿児島県)

コスモラインについて

コスモラインは、鹿児島県鹿児島市に本社を構える海運会社です。鹿児島県内を中心に、タクシーやレジャー事業を展開する各社とともに「市丸グループ」を構成しています。

主な事業

コスモラインは、主に以下の事業を展開しています。

フェリー航路: 鹿児島と種子島を結ぶフェリー「プリンセスわかさ」を運航しています。1日1往復の運航で、両地域間の人や物の輸送を担っています。
高速船の船舶保有: かつては自社で高速船を運航していましたが、2012年4月以降は種子屋久高速船に運航を委託し、船舶の保有のみを行っています。保有しているのはボーイング929（ジェットフォイル）3隻で、種子島への高速船「ロケット」として運航されています。

沿革

以前は、鹿児島から種子島へのフェリーに加え、高速船航路と屋久島への高速船航路も運航していました。しかし、2012年4月1日に岩崎グループと市丸グループが合同で種子屋久高速船を設立したことに伴い、高速船の運航は同社に統合されました。現在、コスモラインは船舶の保有のみを行っています。

航路

現在、コスモラインが直接運航しているのは、以下のフェリー航路のみです。

鹿児島 - 種子島航路:
フェリー「プリンセスわかさ」が1日1往復運航。
鹿児島港本港区南埠頭と種子島・西之表港を結びます。
ドック入りの際は運休となります。

高速船「ロケット」は、種子屋久高速船が運航しています。

鹿児島 - 種子島・屋久島航路:
種子屋久高速船がボーイング929（ジェットフォイル）を運航。
鹿児島港本港区南埠頭から種子島・西之表港、屋久島・宮之浦港、屋久島・安房港へ。
季節により便数が変動します。
屋久島航路は、種子島を経由する便もあります。

保有船舶

コスモラインが保有する船舶は以下の通りです。

高速船:
ロケット1: 165トン、1994年竣工、旅客定員252名
ロケット2: 164トン、1984年竣工、旅客定員252名
ロケット3: 164トン、1990年竣工、旅客定員252名
これらの高速船には、スーパーシートが設置されています。（鹿児島商船の高速船はモノクラス）
フェリー:
プリンセスわかさ: 1,844トン、2004年竣工、旅客定員464名

提携会社

コスモラインは、以下の船舶事業者と提携しています。

折田汽船: 屋久島航路を運航する船舶事業者で、コスモラインとは提携関係にあります。
鹿児島商船: コスモラインと同じく、種子屋久高速船に運航を委託している船舶事業者です。岩崎グループに属します。

その他の情報

* コスモラインの高速船の船名は、種子島にあるロケット発射施設に由来します。

コスモラインは、鹿児島と種子島・屋久島を結ぶ重要な交通手段を担う会社として、地域に貢献しています。

もう一度検索