コリンスは、
アメリカ合衆国ミシシッピ州北東部に位置する
都市で、アルコーン郡の
郡庁所在地です。
2010年の
国勢調査では、人口14,573人を数えました。
歴史
1853年、コリンスは「クロスシティ」としてその歴史をスタートさせました。この地がモービル・アンド・オハイオ鉄道とメンフィス・アンド・チャールストン鉄道の交差点であったことが、その名の由来です。後に、初期新聞の編集者W・E・ギブソンによって、
ギリシャの
都市コリントスにちなんでコリンスと改名されました。これは、
コリントスが主要道の交差点であったことに由来します。
南北戦争中、コリンスはその地理的条件から戦略的に重要な場所となりました。南軍の
P・G・T・ボーリガード将軍が
シャイローの戦い後にコリンスに退却し、それを追撃した
北軍の
ヘンリー・ハレック少将の部隊によって包囲されることになります。ハレック将軍の慎重な進軍により、1ヶ月にわたる包囲戦(1862年4月30日-5月20日)が繰り広げられました。最終的に南軍は町を放棄し、
北軍が占領しました。
その後、
北軍は
ウィリアム・ローズクランズ少将をコリンスに派遣し、戦力を集中させました。1862年10月3日から4日にかけて、南軍の
アール・ヴァン・ドーン少将がコリンスの奪還を試みた
第二次コリンスの戦いが起こります。南軍は一時的にコリンスを奪還しましたが、同日中に
北軍の援軍が到着し、再び撤退を余儀なくされました。
コリンスには、その歴史を物語る多くの場所が
アメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されています。
ウィリアムズ砲台(ウィリアムズ砦)
コリンスの包囲戦と戦闘戦場跡
コロシアム・シアター
コリンス
国立墓地
コリンス中心街歴史地区
ジョセフ・M・バイナム博士邸
北軍包囲戦塹壕(ハーパー道路塹壕)
ロビネット砦(ロビネット砲台)
ジャシント郡庁舎(旧ティショミンゴ郡庁舎)
L・C・スティール邸
ミッドタウン・コリンス歴史地区
ムーアズ・クリーク遺跡
旧郵便局
リーンジ商業歴史地区
トマス・F・ディルワース邸
コリンスの戦い
北軍砲台F
北軍土盛り工作物
ベランダ・ハウス(カーリー邸)
地理
コリンスは、
ミシシッピ州の北東部、
アメリカ国道45号線と72号線が交差する地点に位置しています。アルコーン郡は
ミシシッピ州で最も面積の小さい郡です。市域面積は30.3平方マイル(78.4 km2)で、そのうち陸地が30.2平方マイル(78.1 km2)、
水域が0.12平方マイル(0.3 km2)です。
隣接する町
コリンスに隣接する町としては、以下のものがあります。
テネシー州ラマー
テネシー州イーストビュー
テネシー州ガイズ
テネシー州ミチー
ファーミントン
コスース
河川
市内には以下の河川が流れています。
ブリッジ・クリーク
エラム・クリーク
フィリップス・クリーク
ターナー・クリーク
気候
(気候データは省略)
人口動態
(
2000年の
国勢調査に基づく人口統計データは省略)
教育
コリンスには、以下の公立学校があります。
アルコーン・オルタナティブ学校
アルコーン中央小学校
アルコーン中央中学校
アルコーン中央高校
ビッガーズビル小学校
ビッガーズビル高校
コリンス高校
コリンス中学校
コリンス小学校
コスース小学校
コスース高校
コスース中学校
イーサム高校(現在は医院として利用)
図書館・博物館
コリンス公共図書館
ノースイースト・ミシシッピ博物館
コリンス
南北戦争案内センター
アーティスト・ギルド博物館と店舗
南部文化博物館
黒人史ブラック博物館
医療
ベランダ・ヘルスセンター
マグノリア地域ヘルスセンター
交通
アメリカ国道45号線
アメリカ国道72号線
ミシシッピ州道2号線
ミシシッピ州道145号線
ロスコー・ターナー空港
ディルワース空港
メディア
デイリー・コリンシアン(新聞)
WKCU 1350(ラジオ)
WXRZ 94.3(ラジオ)
WADI 95.3(ラジオ)
著名な出身者
ドン・ブラッシンゲーム
スージー・ギブソン
ロスコー・ターナー
コリンスは、その歴史的な背景と地理的な特徴から、訪れる人々に深い印象を与える町です。