ゴールドグラブ賞受賞者一覧 (投手)

ローリングス・ゴールドグラブ賞について

ローリングス・ゴールドグラブ賞は、メジャーリーグベースボール（MLB）において、守備の優れた選手に贈られる栄誉ある賞です。1957年に、野球用品メーカーのローリングス社によって創設されました。

選出方法

ゴールドグラブ賞は、ナショナルリーグとアメリカンリーグの各リーグから、ポジションごとに1人ずつ、合計9人が選出されます。選考は、各チームの監督とコーチによる投票で行われ、自分のチームの選手に投票することはできません。初代の1957年のみ両リーグから各ポジション1名が選ばれましたが、1958年以降は両リーグから各1名（外野手は3名）が選出される形式となっています。

受賞記録

数々の名選手がゴールドグラブ賞を受賞していますが、中でもグレッグ・マダックスは、投手として驚異的な18回の受賞を果たし、全ポジションを通じて最多記録を保持しています。マダックスは1990年から2002年まで13年連続で受賞し、その後2004年から2008年まで5年連続で受賞しました。また、ジム・カートも16回の受賞を誇り、マダックスに記録を更新されるまでは最多受賞者でした。カートはマダックスを上回る16年連続受賞を達成しています。

野球殿堂入り

ゴールドグラブ賞受賞者の中には、アメリカ野球殿堂入りを果たしている選手もいます。ジム・パーマー、ボブ・ギブソン、フィル・ニークロ、スティーブ・カールトン、グレッグ・マダックス、マイク・ムッシーナの6選手が、ゴールドグラブ賞と殿堂入りの両方を達成しています。

記録

ゴールドグラブ賞受賞年の投手としての記録も数多く存在します。

グレッグ・マダックスは、3回（1990年、1991年、1993年）39刺殺を記録しています。
アメリカンリーグの最多記録はフランク・ラリーの32刺殺（1961年）です。
ジム・カートは、72補殺（1962年）を記録しています。
ナショナルリーグではマダックスの71補殺（1996年）が最多です。
ザック・グレインキーの12併殺（2019年）


多くのゴールドグラブ賞受賞者がシーズン無失策を達成し、守備率1.000を記録しています。マイク・ムシーナは4度も守備率1.000を記録しています。また、グレッグ・マダックス（1997年、2006年）、ジム・カート（1975年）、ボビー・シャンツ（1961年）、ケニー・ロジャース（2005年）の4選手は、ゴールドグラブ賞受賞年に暴投0を記録しています。一方で、ナックルボールを投げるフィル・ニークロは、18暴投（1979年）を記録しています。

外部リンク

Rawlings Gold Glove Award Website
* Awards (Gold Glove Winners))

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