チーム ブリヂストン サイクリング

チーム ブリヂストン サイクリング

チーム ブリヂストン サイクリング（TEAM BRIDGESTONE Cycling）は、ブリヂストンサイクルが運営する日本の名門自転車競技チームです。ロードレースを主軸に、クロスカントリー（MTB）、トラックレースといった幅広い分野で選手を育成し、国内外のレースで優秀な成績を収めています。チームの本拠地は、自然豊かな静岡県三島市に置かれています。

歴史

チームのルーツは、1964年に創設されたブリヂストンサイクル自転車競技部に遡ります。1999年にブリヂストンサイクルレーシングチームが改称・改組され、チームブリヂストン・アンカーとして新たなスタートを切りました。この際、所属選手全員がプロ登録を行い、プロチームとしての体制を確立。ロード、トラック、MTBという複数部門を擁する、国内でも数少ない総合自転車競技チームとして発展を遂げました。

2017年12月21日には、チーム名を「TEAM BRIDGESTONE Cycling」に変更。拠点を埼玉県上尾市から静岡県三島市へ移転し、新たな体制で臨んでいます。チーム名変更の背景には、トラック競技への注力と、ヨーロッパでのブリヂストンブランドの認知度向上がありました。

活動

かつてはヨーロッパを拠点にレース活動を展開していましたが、2006年以降は国内レースを重視し、若手選手の育成と競技の普及に力を入れています。2008年にはUCIコンチネンタルチーム登録を再開し、国際レースへの参加も積極的に行っています。

2018年シーズンには、2020年の東京オリンピックを見据え、トラック競技への注力を強化。ロードレースにおいては、Jプロツアーや国内のUCIレースを中心に参戦しています。一部のトラック競技専門の選手もロードレースに出場させるなど、新たな試みも行っています。

ロードレースチームはコンチネンタルチームとしての登録は行っていませんが、トラック競技においてはUCI登録を継続しています。

主な戦績

2016年：
日本選手権ロードレース 優勝（初山翔）
日本選手権個人タイムトライアル 優勝（西薗良太）
2017年：
日本選手権個人タイムトライアル 優勝（西薗良太）

主な選手・指導者（2019年シーズン）

ロード/トラックチーム
六峰亘（監督）
田村遼（メカニック）
MTBクロスカントリーチーム
小林輝紀（監督）

過去の主な所属選手

ダミアン・モニエ、一丸尚伍、初山翔、西薗良太、清水都貴、井上和郎、内間康平、トーマス・ルバ、伊丹健治、狩野智也、柿沼章、福田真平、山本雅道、福島康司、別府史之、鈴木真理、中村誠、福島晋一、浅田顕、水谷壮宏など、数多くの名選手がチームに在籍しました。

スポンサー

チームの活動は、多くのスポンサーによって支えられています。

オージーケーカブト（ヘルメット、グローブ等）
明治（SAVAS等のサプリメント）
シマノ（コンポーネント、ペダル、シューズ、ホイール等）
日本旅行（チーム遠征手配）
いいよねっと（GARMINサイクリングコンピュータ）
オークリー（アイウェア、アフターウェア）

サプライヤー

ウェイブワン（レース用ウェア）
アズマ産業（輪行バッグ、ホイールバッグ、サドルバッグ）
* サンツアー（サスペンションフォーク）

まとめ

チーム ブリヂストン サイクリングは、長年の歴史と実績を持つ、日本を代表する自転車競技チームです。ロードレース、MTB、トラックレースといった多様な分野で活躍する選手を育成し、国内外のレースで優秀な成績を収めています。また、オリンピック公式パートナーとしての活動も行い、日本の自転車競技界を牽引する存在として、ますますの発展が期待されています。

もう一度検索