トニー・バティスタ

トニー・バティスタ：ドミニカが生んだ強打の内野手

レオカディオ・フランシスコ・バティスタ・エルナンデス（Leocadio Francisco "Tony" Batista Hernandez、1973年12月9日 - ）は、ドミニカ共和国プエルト・プラタ出身の元プロ野球選手です。右投右打の内野手として、MLBとNPBで活躍しました。

MLBでの活躍

1991年、バティスタはオークランド・アスレチックスと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。1996年6月3日、カンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビューを果たします。

1997年、エクスパンション・ドラフトでアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。この年、メジャー初の2桁本塁打となる18本塁打を記録しました。

1999年6月12日、ダン・プリーサックとのトレードでトロント・ブルージェイズへ移籍。このシーズンには31本塁打を放ち、以降6年連続で20本塁打以上を記録する活躍を見せました。2000年には、リーグ3位となる41本塁打を記録し、オールスターゲームにも初出場を果たしました。

2001年6月25日、ウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍。2003年10月30日にFAとなりました。

2004年1月6日、モントリオール・エクスポズと契約。この年、キャリアで2番目に多い32本塁打、110打点を記録し、自己最多となる14盗塁もマークしました。しかし、一方で四球率.040（650打席で26四球）はキャリア最低であり、出塁率も.272とリーグワースト2位という低さでした。同年11月4日にFAとなっています。

ミネソタ・ツインズ、ワシントン・ナショナルズでもプレーしましたが、2008年に現役を引退しました。

ソフトバンクホークスでの挑戦

2005年、バティスタは福岡ソフトバンクホークスに2年総額1500万ドル（約15億6000万円）で入団。背番号は77。135試合に出場し、打率.263、27本塁打、90打点を記録しましたが、1年で自由契約となりました。契約が2年残っていたため、残り1年分の年俸は支払われました。

プレースタイル

バティスタは、長打力が魅力の選手でした。MLB通算190本塁打、NPBでも27本塁打を記録しています。一方で、選球眼に課題があり、四球が少ない傾向にありました。

詳細情報

NPBでの記録

初出場・初先発出場：2005年3月26日、対北海道日本ハムファイターズ1回戦（福岡Yahoo! JAPANドーム）、3番・三塁手で先発出場
初打席：同上、1回裏にカルロス・ミラバルから三塁ゴロ
初盗塁：2005年3月27日、対北海道日本ハムファイターズ2回戦（福岡Yahoo! JAPANドーム）、3回裏に二盗（投手：ブラッド・トーマス、捕手：髙橋信二）
初安打：同上、11回裏に立石尚行から左前安打
初打点：2005年3月28日、対東北楽天ゴールデンイーグルス1回戦（福岡Yahoo! JAPANドーム）、5回裏にケビン・ホッジスから中犠飛
初本塁打：2005年3月30日、対東北楽天ゴールデンイーグルス3回戦（福岡Yahoo! JAPANドーム）、4回裏に矢野英司から左越ソロ

背番号

28（1996年 - 1997年）
10（1998年 - 1999年途中、2001年途中 - 2003年）
7（1999年途中 - 2001年途中、2004年）
77（2005年 - 2007年）

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