ドコモコミュニティ

ドコモコミュニティは、株式会社NTTドコモがかつて提供していた携帯電話向けのソーシャルネットワーキングサービス（SNS）です。

概要

このサービスは、NTTドコモの携帯電話（iモード対応FOMA端末）を利用して、ユーザーが自分の日記、アルバム、プロフィールを家族や友人と共有したり、グループで伝言板やスケジュール、アルバムを共有したりすることができました。ユーザーは公開範囲を「友達まで」「友達の友達まで」のように設定でき、プライバシーにも配慮した設計となっていました。利用料金は無料で、iメニューからアクセスできました。

2009年7月7日からはパソコンからの利用も可能となり、専用のログインページからdocomo IDとパスワードでアクセスできるようになりました。PC版では、新着情報、友達の新着情報、友達一覧、今後の予定などを確認できるだけでなく、PC版独自の機能として、日記やアルバムでコメントが盛り上がっている話題を「HOTな話題」として表示する機能や、写真のアップロードを簡単に行える「画像アップロード機能」が搭載されていました。

しかし、スマートフォンの普及など市場の変化に伴い、2012年12月10日にサービスを終了することになりました。新規申し込みは2012年7月31日に終了しました。

対応機種

ドコモコミュニティは、以下の機種を除く全てのiモード対応FOMA端末で利用可能でした。

NM706i
NM705i
NM850iG
N2701
F2102V
N2102V
P2102V
F2051
N2051
D2101V
P2101V
SH2101V
T2101V
N2002
P2002
N2001

歴史

2009年3月2日: サービス開始。
2009年7月7日: パソコンからの利用が可能となる。
2009年7月22日: 会員数が10万人を突破。
2010年3月30日: 日記にデコレーションメールが利用可能になる。
2010年4月22日: EZwebやYahoo!ケータイのユーザーへコミュニティの招待が可能になる。
2012年7月31日: 新規申し込み受付を終了。
2012年12月10日: サービス終了。

注釈

サービス終了後、利用者のデータは削除されました。
サービス終了に関する公式発表は、NTTドコモの公式サイトで行われました。

外部リンク

ドコモコミュニティ|NTTドコモ (リンク切れ)

ドコモコミュニティは、携帯電話黎明期のコミュニケーションを支えたサービスのひとつであり、その終焉は時代の変化を象徴する出来事でした。

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