ハルビン駅

ハルビン駅

ハルビン駅は、中国黒龍江省ハルビン市に位置する重要な鉄道駅です。中国国家鉄路集団（CR）が管轄する特等駅であり、ハルビン西駅と並ぶ主要駅として機能しています。開業当初は松花江駅と呼ばれていましたが、後にハルビン駅に改称されました。地元住民からは秦家崗駅という通称で親しまれています。

概要

ハルビン駅は、京哈線、浜洲線、浜綏線など、多くの鉄道路線が接続する交通の要衝です。中国東北部の各都市はもちろん、中国全土への列車が発着し、さらにはロシア方面への国際列車も利用できます。駅の南広場地下にはハルビン地下鉄2号線の駅があり、鉄道と地下鉄の乗り換えが可能です。

歴史

ハルビン駅の歴史は、ロシア帝国が建設した東清鉄道に深く関わっています。東清鉄道の本線と支線の分岐点に位置し、鉄道の要衝として発展しました。

1899年 - 東清鉄道の松花江駅として開業。
1903年7月 - ハルビン駅に改称。駅舎建て替え。
1909年10月26日 - 伊藤博文が安重根によって暗殺される事件が発生。
1934年 - 拉浜線および浜北線が接続。
1935年 - 特急「あじあ号」の乗り入れ開始。
1989年 - 新駅舎が竣工。
2014年1月19日 - 安重根義士記念館が駅に併設。
2017年 - 北駅舎が新築完成。1903年築の旧駅舎を基にした設計。
2021年9月19日 - ハルビン地下鉄2号線の駅が開業。

駅構造

中国国家鉄路集団

駅舎は、地平プラットホームの北側と南側にそれぞれ駅舎があり、両駅舎は高架待合室で結ばれています。北駅舎は床面積10844平方メートル、南駅舎は29030平方メートルの広さを誇ります。高架待合室は33750平方メートルの床面積を有し、駅舎全体はアール・ヌーヴォー様式で統一されています。

ホームは島式ホーム6面12線と側線2線が相対式ホーム2面2線に挟まれる形で、合計8面16線を有しています。

ハルビン地下鉄

島式ホーム1面2線を有する地下駅です。案内上ののりば番号は設定されていません。

駅周辺

駅周辺には様々な施設があります。

南広場側

安重根義士記念館
ハルビン医科大学附属第四医院
滬士大厦
龍門大廈
黒龍江省市場監督管理局
ハルビン市第十七中学校

北広場側

エベル教会（伊维尔教堂）
黒龍江三精腎臓病医院

隣の駅

中国国家鉄路集団

京哈線: ハルビン西駅 - ハルビン駅
浜洲線: ハルビン駅 - 廟台子駅、ハルビン駅 - 王兆屯駅
三棵樹線: ハルビン駅 - 浜江駅
拉浜線: 王兆屯駅 - ハルビン駅 - 浜江駅
哈大旅客専用線: ハルビン駅 - ハルビン西駅
哈斉旅客専用線: ハルビン駅 - ハルビン北駅
哈牡旅客専用線: ハルビン駅 - 浜江駅

ハルビン地下鉄

■2号線: 尚志大街駅 - ハルビン駅 - 博物館駅

関連項目

中華人民共和国の鉄道
ハルビン西駅
東清鉄道
満州国
伊藤博文
* 安重根

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