バーンポーン駅

バーンポーン駅について

バーンポーン駅（タイ語: สถานีรถไฟบ้านโป่ง）は、タイ王国中部のラーチャブリー県バーンポーン郡に位置する、タイ国有鉄道南本線の駅です。

駅の概要

ラーチャブリー県バーンポーン郡は、人口約17万人を擁する地域であり、バーンポーン駅はその中心部からやや南に位置しています。駅の西側は市街地となっており、生活圏に近い場所に立地しています。

バーンポーン駅は一等駅に分類されますが、すべての列車が停車するわけではありません。1日あたり22本（11往復）の列車が発着しており、その内訳は特急が3往復、快速が4往復、普通列車が4往復となっています。

バンコク方面からの列車は、トンブリー駅、クルンテープ・アピワット中央駅、クルンテープ駅の3つの駅に発着するため、利用の際は注意が必要です。特に優等列車はすべてクルンテープ・アピワット中央駅を発着します。クルンテープ駅からは、普通列車で約2時間程度でアクセスできます。

歴史

タイ国有鉄道南本線は、東北本線、北本線に次ぐ3番目の幹線として、1899年に着工されました。南本線は、他の2線とは異なり、当初から1,000mmの軌間を採用して敷設されました（東北本線と北本線は、当初1,435mmの標準軌間で敷設されましたが、後に1,000mm軌間に改軌されています）。

1903年6月19日には、旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅間が開業し、それに伴いバーンポーン駅も開業しました。

開業日: 1903年6月19日
開業区間: 旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅（150.49km）

駅構造

駅は地上駅で、単式ホーム1面と島式ホーム1面の、合計2面2線の複合型ホーム構造を持っています。駅舎はホームに面して建てられています。

駅周辺

バーンポーンバスターミナル（駅から約400m）

参考文献

岡本和之　『タイ鉄道旅行』　（めこん、1993年）ISBN 4-8396-0080-5
柿崎一郎　『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』　（京都大学学術出版会、2010年）ISBN 978-4-87698-848-8
渡邉乙弘　『タイ国鉄4000キロの旅』　（文芸社、2013年）ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

タイの鉄道駅一覧
タイ国有鉄道
* タイ国有鉄道南本線

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