ブライアン・ペーニャ

ブライアン・エドゥアルド・ペーニャ（Brayan Eduardo Peña , 1982年11月2日 - ）は、キューバ・ハバナ出身の元プロ野球選手。捕手として活躍し、右投両打という特徴を持っていました。

キューバからMLBへ

1982年、キューバのハバナで生まれたペーニャは、1999年5月にベネズエラ滞在中、ジュニアナショナルチーム代表の一員として亡命を決意。その後、コスタリカで居住権を得て、MLBへの道を切り開きます。

2000年9月2日、アトランタ・ブレーブスに入団し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

MLBでの活躍

ブレーブスでは、2005年にAAA級リッチモンド・ブレーブスへ昇格。エディ・ペレスの故障者リスト入りに伴い、メジャー昇格を果たし、5月23日のニューヨーク・メッツ戦で念願のメジャーデビューを飾りました。

その後、2008年5月29日にウェイバー公示を経て、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。2010年には、ジェイソン・ケンドールのバックアップとして活躍し、ケンドールの故障後は正捕手としてシーズンを終えました。2011年はマット・トレーナーとの併用となりましたが、自身も故障で途中離脱を余儀なくされました。

2012年1月16日、ロイヤルズと1年契約を結びましたが、同年オフにFAとなります。同年12月16日には、デトロイト・タイガースへ移籍し、アレックス・アビラのバックアップとして期待されました。

2013年11月12日、シンシナティ・レッズと2年契約を締結。2014年は、捕手だけでなく、ジョーイ・ボットの長期離脱時には一塁手としても出場機会を得て、キャリア最多の出場試合数、打席数を記録しました。2015年は、正捕手のデビン・メソラコに代わって捕手としての出場が増え、2年連続で100試合以上に出場。打率.273、18打点という成績を残しましたが、本塁打はありませんでした。オフにFAとなっています。

2015年11月30日、セントルイス・カージナルスと2年契約を結びました。しかし、2016年は左膝の故障に苦しみ、度重なる故障者リスト入り。9試合の出場に留まり、同年オフに自由契約となりました。

2017年2月7日、カンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、AAA級オマハ・ストームチェイサーズに所属しましたが、メジャー昇格は叶わず、FAとなりました。

2018年1月9日、デトロイト・タイガースと再びマイナー契約を結びました。

人物像

キューバ出身のMLB選手、ユネル・エスコバーとは幼馴染であるペーニャ。NPBでのプレーを希望しており、2015年には自身のTwitterで日本の各球団にアピールしたことが話題となりました。

選手としての特徴

捕手としての守備力はもちろん、打撃においても両打ちである点が魅力でした。MLBでの経験を活かし、様々な球団でチームに貢献しました。

MLBでの背番号

8 (2005年 - 2007年)
5 (2008年)
3 (2009年 - 同年途中)
27 (2009年途中 - 2012年)
55 (2013年)
29 (2014年 - 2015年)
* 33 (2016年)

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