ボロゴエ

ボロゴエ：ロシア、トヴェリ州の鉄道都市

ボロゴエ（ロシア語: Болого́е, Bologoye）は、ロシアのトヴェリ州に位置する町で、人口は約2万人（2021年）です。モスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ鉄道の中間地点にあり、州都トヴェリからは北西に約160km離れています。高速道路M10も近くを通る交通の要衝であり、ボロゴフスキー地区の行政中心地でもあります。

地理

ボロゴエはヴァルダイ丘陵の北端に位置し、ボロゴエ湖に隣接しています。ボロゴエ湖はヴォルホフ川水系に属し、周辺の自然環境にも恵まれています。

歴史

ボロゴエの歴史は古く、1495年の記録に初めてその名が登場します。この年が町の創建年とされており、名前は近くのボロゴエ湖に由来します。この地域はかつてノヴゴロド公国に属し、その後モスクワ大公国の一部となりました。

1851年にモスクワ・サンクトペテルブルク鉄道が開通し、ボロゴエに駅が設置されたことが、町の発展の転機となりました。19世紀後半には、ヤロスラヴリからルイビンスク、ソンコヴォ、ベジェツク、ウドムリャ、ボロゴエを経てスタラヤ・ルーサ、ドノー、プスコフ、リガ、ヴェンツピルスへと続く東西の鉄道が開通し、ボロゴエは鉄道交通の重要な拠点となりました。さらに1907年には、ボロゴエからオスタシコフ、アンドレアポリ、トロペツを経てヴェリーキエ・ルーキへ向かう支線も建設され、鉄道網が拡大しました。

鉄道の建設と発展に伴い、ボロゴエは鉄道貨物の集積地、列車工場などの鉄道関連産業が発展し、都市としての地位を確立しました。1926年には市制が施行されています。

経済

ボロゴエには、機械工場、家具工場、食品工場など様々な工場が立地していますが、鉄道・列車工場が依然として重要な地位を占めています。鉄道関連産業は、ボロゴエの経済を支える重要な柱となっています。

外部リンク

（[ロシア]]語）[http://www.bologoe-online.ru/
（[ロシア]]語）[http://www.mojgorod.ru/tversk_obl/bologoje/index.html

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