マティ鈴木

マティ鈴木：プロレスラーから実業家へ

マティ鈴木(本名：鈴木勝義)は、1938年1月25日生まれの日本の元プロレスラーであり、現在は実業家として活躍しています。日本プロレス、国際プロレス、全日本プロレスと、日本のプロレス界を代表する団体を渡り歩き、アメリカでの活躍も経験しています。

プロレスラーとしてのキャリア

[東京都]]世田谷区で育ち、日本体育大学荏原高等学校を卒業したマティ鈴木。高校時代は野球部で捕手として活躍し、後に国際プロレスで共に戦うヒロ・マツダ]とは高校時代の先輩後輩の間柄でした。高校卒業後は、[[力道山道場でボディビルを始め、その後、日本プロレスに入門します。

1959年5月1日、[ミツ・ヒライ]との対戦でプロレスラーとしてデビュー。「ミスター鈴木」のリングネームで知られ、山本小鉄、星野勘太郎、上田馬之助らと共に前座でしのぎを削り、経験を積みました。デビューから2年後には一旦家業に戻りましたが、その後復帰しプロレスラーとしての道を歩み続けます。

[1966年]]には吉原功と共に日本プロレスを離脱し、ヒロ・マツダと共に国際プロレスの旗揚げに参加。東京プロレスにもゲストとして参戦するなど、精力的に活動しました。国際プロレスでは、若手選手の育成にも携わり、[[ストロング小林]、[マイティ井上]、[ヤス・フジイ]といった後のスター選手たちの指導にあたりました。

その後、ヒロ・マツダと共に国際プロレスを離れ、1969年にはアメリカ合衆国へ渡航。フロリダ州、オクラホマ州、そして1973年からはオレゴン州と、アメリカ各地で活躍。現地の強豪レスラーと激闘を繰り広げました。

1973年から1975年にかけては、ジャイアント馬場が設立した[全日本プロレス]]に助っ人として参戦。馬場とタッグを組み、日本側陣営の重鎮として活躍しました。同時に、ジャンボ鶴田]、[[渕正信ら若手レスラーの指導にもあたり、その育成にも貢献しています。全日本プロレスのビッグイベントであるチャンピオン・カーニバルにも第1回、第2回と連続で参加しました。

1976年に再びアメリカへ渡り、オレゴン州を中心に活躍を続け、1978年に現役を引退しました。

引退後と現在

引退後はオレゴン州ポートランドに居住し、貿易商として実業家として活動しています。現在も、ペンドルトン・ウーレン・ミルズ社の極東販売部門ディレクターとして活躍しています。時折日本へも帰国し、かつての仲間やファンと交流することもあるそうです。

指導したレスラー

マティ鈴木は、数々のレスラーを指導したことで知られています。その中には、ストロング小林、マイティ井上、ヤス・フジイ、ジャンボ鶴田、渕正信といった、日本プロレス界に大きな足跡を残した選手たちが名を連ねています。

得意技

マティ鈴木の得意技はコブラツイストでした。この技で数々の相手を苦しめてきました。

マティ鈴木のキャリアは、プロレスラーとしての華々しい活躍だけでなく、レスラー育成における指導者としての貢献、そして実業家としての成功と、多岐に渡る魅力に溢れています。日本のプロレス界、ひいては世界のプロレス界に大きな影響を与えた人物と言えるでしょう。

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