ライディーン鋼

ライディーン鋼

ライディーン鋼（1991年10月25日 - ）は、日本の女子プロレスラー。本名は松本 法子。福岡県嘉麻市出身で、身長163cm、体重84kgの体格を誇る。現在はPURE-J女子プロレスに所属し、そのパワフルなファイトでファンを魅了している。

経歴

プロレスの世界に入る前、ライディーン鋼は柔道で初段の腕前を持ち、高校時代には県大会で上位に入るなどの実績を残している。もともとはお笑い芸人を目指して上京したが、養成所でプロレスラーへの道を勧められたことが現在のキャリアに繋がったという異色の経歴を持つ。

2012年4月3日、JWP女子プロレスの新人オーディションに合格し、プロレスラーとしての第一歩を踏み出した。同年6月28日にはプロテストに合格。道場マッチでのエキシビションマッチを経て、8月12日には東京キネマ倶楽部での興行でLeon選手とエキシビションを行った。

リングネームが「ライディーン鋼」に決定し、8月19日に後楽園ホールで開催された大会でプロデビュー戦を迎えた。デビュー戦の相手は川佐ナナ選手だったが、この試合は敗戦となった。デビュー後は、9月30日の道場マッチで川佐選手と組み、コマンド・ボリショイ＆Leon組を相手に初のタッグマッチを経験。10月には初めて他団体所属選手であるアイスリボンの星ハム子選手とシングルマッチを行ったが、ここでも勝利には至らなかった。10月21日には故郷である福岡・博多スターレーンでの凱旋試合も経験したが、KAZUKI選手に敗れている。

11月からはJWP内のユニット「ザ☆WANTED!?」への加入を目指し、予備軍として活動を開始。12月にはアイスリボンの大会に参戦し、バトルロイヤルで最後の二人まで残る健闘を見せた。

2013年に入ると、OSAKA女子プロレス、プロレスリングWAVEなど他団体への参戦機会が増加。WAVEでは下野佐和子選手とのシングルマッチで敗れるなど、他団体での経験を積んだ。同年2月17日、JWP大阪大会でのWANTEDトリオとしての試合で、直接フォールこそなかったものの、キャリアで初めて勝利を経験する。

ガンバレ☆プロレスにも度々参戦。2013年7月には「シンデレラになりたい」と大家健代表に直訴し、同団体限定のリングネーム「剛力 鋼（ごうりき はがね）」を与えられた。ここでは藤本つかさ選手との試合も経験している。

2013年8月18日のJWP後楽園大会では、ラビット美兎選手と組んでタッグマッチに臨み、フェアリー日本橋選手からフロッグ・スプラッシュでフォールを奪い、自身初の直接勝利を飾った。また、REINA世界タッグ王座決定トーナメントにも出場し、決勝まで進出するなど、タッグでの実績も積み上げた。8月末にはセンダイガールズに初参戦し、旧姓・広田さくら選手からシングルマッチでの初勝利を挙げている（後に返上）。

2013年12月にはJWP認定ジュニア2冠王座への挑戦も経験。敗れはしたが、課題としていたムーンサルトプレスを成功させるなど、成長の跡を見せた。

所属していたJWPが2017年に解散した後、PURE-J女子プロレスに移籍。PURE-Jでは団体の中核選手として活躍し、2021年4月11日には板橋グリーンホール大会で米山香織選手が保持するPURE-J認定無差別級王座に挑戦し勝利。自身初のシングル最高峰王座戴冠を果たした。また、デイリースポーツ認定女子タッグ王座も獲得している。

人物面では、柔道経験を活かしたファイトが特徴。お笑い芸人志望だったユニークな背景も持ち合わせている。リングネームは須山浩継氏によって名付けられ、「勇者ライディーン」に由来している。プロレスラー活動と並行して、お好み焼き屋のスタッフとしても働いている。

得意技

フロッグスプラッシュ
ライディーンボム

獲得タイトル

PURE-J女子プロレス

PURE-J認定無差別級王座
デイリースポーツ認定女子タッグ王座

JWP女子プロレス

* JWP認定ジュニア&POP王座


強靭なフィジカルと持ち前のパワー、そして不屈の精神力でリングに立ち続けるライディーン鋼は、PURE-J女子プロレスにおいて欠かせない存在となっている。

もう一度検索