リベリア軍

リベリア軍は、リベリアの国防を担う軍事組織です。その歴史は古く、1908年にリベリア辺境軍として設立されました。総司令官は大統領が務め、軍人の最高位は参謀総長です。現在の参謀総長はプリンス・C・ジョンソン少将が務めています。

内戦と軍の変遷

リベリア軍は、リベリア内戦時に大きな変遷を経験しました。当時のチャールズ・テーラー政権下で大幅な軍縮が行われ、少年兵を含むリベリア国民愛国戦線の元ゲリラや対テロ部隊などの私兵が事実上の政府軍として機能していました。また、この時期、テーラー政権は台湾（中華民国）と国交があり、少数ながら武器の供給を受けていました。

内戦後の再建

内戦終結後、リベリア軍はアメリカ軍やダインコープ社の支援を得て再建されました。これにより、組織の近代化と兵力の再編成が進められました。

組織と兵力

リベリア軍は、陸軍と空軍で構成されています。総兵員数は1,800人であり、設立当初の2,100人から減少しています。

軍事予算

リベリアの軍事予算は、アメリカドル換算で1,290万ドル（FY02）であり、GDPに占める割合は0.74%（FY02）です。

装備

リベリア軍は、以下の装備を保有しています。

歩兵用火器
M1911
M1ガーランド
AIM自動小銃
M16自動小銃
FN FAL
PKM
装甲戦闘車両
STREIT Cougar装甲車
航空機
DHC-4 カリブー
セスナ 150K
セスナ 172
セスナ 180E スカイワゴン
セスナ 206
セスナ 208 キャラバン
ボーイング707
ボーイング727
BAC 1-11
Mi-2 ホプライト
* Mi-24 ハインド

現状と課題

リベリア軍は、内戦後の再建を経て、徐々にその機能を回復しつつあります。しかし、軍事予算の制約や装備の老朽化など、多くの課題を抱えています。今後のリベリア軍は、これらの課題を克服し、国の平和と安全を守るために、さらなる発展を目指していく必要があります。

もう一度検索