レベッカ (バンド)

レベッカ（REBECCA）

レベッカは、日本のロックバンドであり、1980年代後半に数々のヒット曲をリリースし、BOØWYと共に第二次バンドブームの立役者となりました。1991年に解散したものの、2023年現在も活動を続けており、その音楽的影響力は衰えることがありません。

結成とデビュー

1982年2月、埼玉県内のアマチュアミュージシャンが集まることでレベッカは結成されました。リーダーでギターの木暮武彦は、ケイト・ダグラス・ウィギンの小説『黒い瞳の少女レベッカ』からバンド名を取ったとされています。最初のボーカルであったNOKKOは、前身バンド「DOLL」のメンバーで、木暮の妹でもありました。1983年、再び活動を開始し、バンドはCBS・ソニーのオーディションに合格し、デビューにこぎつけました。

転機とブレイク

1985年、木暮とドラムの小沼達也が脱退しますが、ギターの古賀森男とドラムの小田原豊が加入し、バンドは新たなスタートを切ります。この際、サウンドの方向性がロックからシンセポップへとシフトし、NOKKOの個性的な歌声とパフォーマンスが強調されるようになりました。新体制のレベッカは、シングル「ラブ イズ Cash」で初のチャート入りを果たし、『REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜』はオリコン1位を獲得しました。

シングル「フレンズ」がテレビドラマのテーマ曲として使用されたこともあり、この曲は大ヒットとなりました。続いて、「RASPBERRY DREAM」や「MONOTONE BOY」などがヒットし、1988年には日本ゴールドディスク大賞アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。

解散とその後

1990年、レベッカは活動を休止し、1991年には正式に解散します。解散後はメンバーがそれぞれのソロ活動を開始しました。その後、1995年に阪神・淡路大震災の支援を目的に再結成ライブを実施し、その後も新たなシングルをリリースしましたが、活発な活動はしばらく停止していました。

再結成と活動再開

2015年には再び活動を開始し、再結成ライブを開催しました。NOKKOがレベッカの楽曲を聴いて新たな魅力を感じたことをきっかけに、一時は活動をストップしていた高橋も会社を休んで参加することとなりました。2017年には全国ツアーを行い、新曲のリリースも行いました。最新の情報によると、2024年には新たな全国ツアーを予定しています。

メンバーの変遷

レベッカはデビューから現在にかけて、さまざまなメンバーが在籍しました。リーダーとしての役割を果たした木暮や土橋安騎夫、NOKKOなど、数多くのアーティストがこのバンドに影響を与えてきました。特に女性ボーカルがメインとなった彼女たちのスタイルは、多くの後続アーティストに影響を与え、1990年代以降の女性ボーカルバンドの流行を助長しました。

音楽的影響

レベッカに代表されるスタイルのバンドは、サディスティック・ミカ・バンドやシーナ&ザ・ロケッツに先駆けるものではありましたが、木暮の巧みな作曲とNOKKOの個性的な歌声が融合し、以降の多くのバンドがこのスタイルを模倣するようになりました。LINDBERGやJUDY AND MARYなどはその一例と言えるでしょう。

レベッカは今なお多くのファンに支持され続け、その影響は決して色褪せることはありません。これからも彼女たちの音楽が新しい世代に受け入れられ、多くの人々を魅了し続けることでしょう。

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