万座・鹿沢口駅

万座・鹿沢口駅について

万座・鹿沢口駅（まんざ・かざわぐちえき）は、群馬県吾妻郡嬬恋村大字鎌原にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）吾妻線の駅です。

概要

嬬恋村の中心駅であり、万座温泉へのアクセス駅として機能しています。駅名決定の際には、万座温泉と鹿沢温泉が互いに自らの名前を主張し、譲らなかったため、両者の名前を折衷した現在の駅名となりました。かつて駅を発着していたJRバス関東の路線では、駅名が「万鹿口」と省略されて表示されていたこともあります。

吾妻線の列車の大半は当駅で折り返し運転となっており、終点である大前駅まで運行する列車は、1日に数本のみと限られています。2016年3月のダイヤ改正までは特急「草津」が停車していましたが、現在は定期の特急列車は運行されておらず、普通列車のみが停車します。

駅名に「・」（中黒）が入る数少ない駅の一つであり、JRの鉄道駅では唯一の存在です。

歴史

1971年（昭和46年）3月7日：吾妻線長野原駅（現：長野原草津口駅） - 大前駅間開業時に開設されました。開業当時は業務委託駅でした。
1974年（昭和49年）5月：駅レンタカーの営業を開始しましたが、現在は終了しています。
1985年（昭和60年）3月14日：駅員無配置駅となりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。
2006年（平成18年）3月3日：みどりの窓口の営業を終了し、代わりに「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されました。
2012年（平成24年）
2月8日：「もしもし券売機Kaeruくん」の営業を終了。
2月9日：指定席券売機を導入。
2014年（平成26年）10月1日：東京近郊区間に編入され、ICカード「Suica」が利用可能となりました。
2016年（平成28年）3月26日：特急「草津」の定期乗り入れがなくなりました（以降は臨時列車のみの乗り入れ）。
2017年（平成29年）4月1日：終日無人駅となり、同時に指定席券売機も廃止されました。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する高架駅です。ホーム上には待合室があり、1階にはトイレが設置されています。バリアフリー設備（エレベーターなど）はありません。

当駅には列車の留置施設がないため、留置が必要な場合は、羽根尾駅、長野原草津口駅、大前駅へ回送して留置や待避を行います。

将来的には1面2線化が可能な構造で、ホームは島式形状を採用し、駅の前後には分岐器を設置可能なスペースが設けられています。

現在は長野原草津口駅が管理する無人駅で、簡易Suica改札機が設置されています。

かつてはみどりの窓口や「もしもし券売機Kaeruくん」、指定席券売機が設置されていましたが、現在はすべて撤去されています。

利用状況

JR東日本によると、2000年度から2015年度の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。
（データは省略）

駅周辺

西武観光バスと上田バスが、軽井沢、万座温泉、草津温泉、上田駅方面への路線を運行しています。

過去には、JRバス関東が鹿沢温泉方面、草軽交通が草津温泉方面への路線を運行していました。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■吾妻線

袋倉駅 - 万座・鹿沢口駅 - 大前駅

脚注

（注釈、出典については省略）

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 駅の情報（万座・鹿沢口駅）：JR東日本

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