三國志DS2

『三國志DS 2』は、2007年11月1日にコーエー（現コーエーテクモゲームス）から発売されたニンテンドーDS用歴史シミュレーションゲームです。人気シリーズ「三國志シリーズ」の一つで、当初は3月21日の発売予定でしたが、延期されました。

ゲーム概要

プレイヤーは、後漢末期から三国時代にかけて活躍した武将（主に君主）の1人となり、天下統一を目指します。本作は、同社の『三國志IV』をベースに開発されており、シリーズファンには馴染みやすいシステムとなっています。

前作『三國志DS』では可能だった通信対戦機能は、本作では対応していません。しかし、その代わりに新たな要素やゲームモードが追加され、より深くゲームを楽しめるようになっています。

シナリオモード

本作には、2種類のシナリオモードが用意されています。当初告知されていた「入門編シナリオ」は実装されませんでしたが、代わりに丁寧なチュートリアルが追加され、初心者でも安心してゲームを始められるようになっています。

中華統一シナリオ

中華統一シナリオでは、以下の6つのシナリオが用意されています。

189年12月 董卓、都洛陽を制す
194年11月 飛将軍、中原に舞う
201年10月 劉備、新野に雌伏す
208年9月 臥龍、赤壁に飛翔す
221年4月 漢朝滅び、三國鼎立す
235年2月 巨星、五丈原に堕つ

各シナリオには、君主ごとに3段階の難易度が設定されており、プレイヤーの腕前に合わせて選択できます。

チャレンジシナリオ

チャレンジシナリオは、特定の目標を達成することでクリアとなる6つのシナリオが用意されています。中華統一シナリオと比較すると、クリア難易度は高めに設定されています。

各シナリオをクリアすることで、新武将の顔グラフィックやスペシャル武将のデータが追加されます。以下にシナリオと目標を示します。

194年11月 打倒呂布（劉備）：期間内に呂布を一騎討ちで倒す。
194年11月 200万都市（袁紹）：期間内に自軍の支配都市の合計人口を200万にする。
189年12月 五虎大将（曹操）：期間内に「五虎大将」の歴史イベントを起こす。
194年11月 中原の覇者（孫策）：期間内に「中原」に属する全都市を支配する。
189年12月 アイテム奪還（董卓）：期間内に他君主に奪われた（所持はランダム）方天画戟・七星の剣・赤兎馬を奪還する。
194年11月 四面楚歌（呂布）：期間が終わるまで都市「濮陽」を守り抜く。このシナリオは上記5シナリオを全てクリアしないと出現しない。

新武将登録

本作では、プレイヤーが作成したオリジナルの武将を登録できます。新君主は8人まで、新一般武将は50人まで登録可能です。

また、「武将ファイル」機能があり、これを集めることで新武将の顔グラフィックを増やせます。やりこみ要素の一つです。

スペシャル武将

スペシャル武将（SP武将）は、シナリオクリアやニンテンドーWi-Fiコネクションなどを通して獲得できます。Wi-Fiコネクションでは、三国時代以外の劉邦や項羽などの武将も獲得できました（Wi-Fiコネクションサービスは2014年5月20日23:00に終了）。獲得したスペシャル武将は、中華統一シナリオで登場させることができます。

その他

公式サイトでは、ゲームの詳しい情報やスクリーンショットなどが掲載されています。

* 三國志DS2（公式サイト）

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