三重県道129号磯部大王自転車道線

三重県道129号磯部大王自転車道線

三重県道129号磯部大王自転車道線は、自然の中を心地よく走ることができる、三重県志摩市に位置する自転車専用道です。この道は太平洋岸自転車道の一部として、多くのサイクリストに親しまれています。

概要

路線の基本情報

• - 起点: 志摩市磯部町穴川
• - 終点: 志摩市大王町波切字石塚3961-2番地先（大王崎入口交差点）
• - 総延長: 18.490km（『磯部町史』に基づく）

歴史

この自転車道の整備は、昭和40年代に始まりました。当初は 磯部町道改良事業において、穴川から坂崎までの区間に自転車専用レーンが設けられたのが起源です。1973年には三重県道として正式に認定され、その後1977年に一部区間の供用が開始されました。1978年には三柳橋が完成し、1989年には全線の供用が開始されました。

路線状況

現在、この自転車道は全区間が舗装されており、広さも乗用車1台分以上確保されています。また、走行中のサイクリストが迷わないように、案内看板や道路上の矢印がしっかりと設置されています。

駐輪場

• - 坂崎駐輪場: 屋根付きの駐輪スペースが整備され、階段を上ると見晴台として休憩できる施設があります。
• - 阿児駐輪場: 屋根付きの駐輪区画に加え、椅子も備えられています。阿児の松原海水浴場の南端に位置しています。

主要な橋梁

三柳橋

三柳橋は二級河川・池田川に架かる自転車専用橋で、全長68.0mの長さがあります。1978年に架橋され、隣には近鉄の鉄橋と県道61号の池田橋があります。

重複区間

いくつかの県道と重複している区間も存在します。

• - 三重県道61号磯部大王線: 磯部町穴川字黒岩から磯部町坂崎、阿児町国府から阿児町甲賀まで。
• - 三重県道750号阿児磯部鳥羽線: 磯部町穴川字黒岩から磯部町坂崎。
• - 三重県道514号安乗港線: 阿児町国府。

地理

磯部町区間

起点となる磯部町には以前は錆びた案内板がありましたが、現在は撤去されており、道を見つけるのが困難です。この区間では、穴川集落を経由し、二級河川池田川を渡ります。その後、穴川駅前で県道61号に合流します。

阿児町区間

磯部町から続く森林の道を抜けると、的矢湾に一度出ますが、すぐに再び森林へと戻ります。そして森林を越えると、三重県道514号安乗港線と接続し、甲賀地区の阿児の松原海水浴場南端に到達します。

大王町区間

この区間では、全ての区間が国道260号と重複しています。波切集落の入り口である大王崎入口交差点が終点となります。

通過する自治体

三重県志摩市がこの自転車道の主な通過地です。

接続する主な路線

その他の重複路線を除くと、三重県道128号鳥羽阿児線（パールロード）があります。この道の坂崎部分では、ガード下を通ります。

この道沿いには、近鉄志摩線や志摩磯部駅、穴川駅、伊勢志摩エバーグレイズ（キャンプ場）、志摩スペイン村物流センター、阿児の松原海水浴場など、多くの名所があります。

自転車道は自然豊かな地域を走行できるため、サイクリングを楽しむ方々に理想的なルートです。

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