中国の書家一覧

中国の書家一覧

中国の書道史を彩る、時代を代表する能書家たちをまとめた一覧です。ここでは、すでに亡くなった書家のみを掲載し、その業績や書風、後世への影響などを解説します。

三代

周

史籀（し ちゅう）: 宣王時代の太史官とされる人物。『史籀篇』15篇を著したと伝えられていますが、その真偽は定かではありません。

秦

程邈（てい ばく）: 隷書を創始したという伝説的な人物です。下邽（かけい、現在の陝西省渭南市臨渭区）の人。

漢

前漢

史游（し ゆう）: 前漢元帝時代の黄門令。『急就章』の作者として知られ、章草の始祖ともいわれます。

後漢

崔瑗（さい えん）: 小篆・章草に長じた後漢の書家。蔡邕の門人であり、『座右銘』は日本でも空海によって書写され、広く知られています。
張芝（ちょう し）: 草書の名手として知られ、「草聖」と称えられました。池の水が墨で真っ黒になるほど書に没頭したという逸話は有名です。代表作に『芝白帖』があります。
師宜官（しぎ かん）: 隷書を得意とした後漢の書家。『耿球碑』は彼の書とされています。

三国

衛覬（えい き）: 衛瓘の父。古文、篆書、隷書、草書に精通し、鍾繇と同時代に活躍しました。
皇象（こう しょう）: 呉の代表的な書家。特に章草に優れていました。

六朝

西晋

索靖（さく せい）: 草書、特に章草に優れた西晋の政治家。書跡には『月儀帖』や『出師頌』があります。
衛恒（えい こう）: 衛瓘の子。楷書に飛白の筆意を取り入れた「散隷」という書体を創始しました。書論『四体筆勢』の著者としても知られています。

東晋

衛鑠（えい しゃく）: 衛恒の従妹で、王羲之の師としても知られる女流書家。楷書、行書、篆書、隷書に優れていました。
王珣（おう じゅん）: 王洽の長男。行草に優れ、『伯遠帖』が代表作です。

南朝

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北朝

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隋

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唐

初唐

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盛唐・中唐・晩唐

徐浩（じょ こう）: 楷書と隷書に優れた盛唐の書家。『不空和尚碑』や『嵩陽観聖徳感応頌』などが代表作です。
韓方明（かん ほうめい）: 筆法の伝授者として知られています。空海の入唐中の師であったという説もあります。

五代・十国

楊凝式（よう ぎょうしき）: 晩唐から五代にかけて活躍した書家。顔真卿や柳公権を学び、楷書と草書に優れました。特に蘇軾、黄庭堅、米芾から高く評価されています。代表作に『韭花帖』や『神仙起居帖』があります。

宋・遼・金

周越（しゅう えつ）: 王羲之風の保守的な書風で知られる北宋の書家。黄庭堅の年少時の師でもありました。
黄伯思（こう はくし）: 篆書、隷書、楷書、行書、草書、飛白に精通した北宋の書家。『東観余論』、『法帖刊誤』などの著書があります。
張即之（ちょう そくし）: 南宋の書家。楷書、特に大字に優れていましたが、その書風は当時としては独特であり、評価が分かれました。董其昌は高く評価しています。作品には『金剛般若波羅蜜経』、『大方広仏華厳経』などがあります。

元

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明

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清

張照（ちょう しょう）: 顔真卿と米芾を学び、帖学派を代表する清の書家。劉墉、王澍と並び称されました。
潘存（はん そん）: 金石学に通じ、書をよくしました。楊守敬や中林梧竹が師事しています。

中華民国

（記述なし）

中華人民共和国

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この一覧は、中国書道史における主要な書家たちを紹介するものです。各書家の詳細な情報や作品については、参考文献をご参照ください。

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